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自宅の菌類

アオマリモ

[アオマリモ]

キャラID
: RU977-303
種 族
: ドワーフ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 130

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アオマリモの冒険日誌

2019-01-06 21:22:59.0 2020-12-20 20:52:30.0テーマ:その他

街談機関 その5「ガタラ財宝発掘倶楽部」21

素直に手紙を受け取って内容を確認したが、一瞬で読み終わるほど端的かつ怒気に満ち満ちた文章だった。

『このクソッタレの下衆な守銭奴野郎!!手取りだけで絞り取るわバカ共を派遣するわ、テメェなんぞにもう俺たちの宝は分けてやらねえ!!宝を回収したらさっさとオサラバしてやる、二度と俺たち姿を現すんじゃねえぞ!!!オルカ』

読み終えた俺はもう、色んな意味で震えた。この得体の知れない店主にありったけの暴言を吐けるクソ度胸もすげえし、その勢いのまま「報酬の取り上げ」を敢行する短慮さもいっそ清々しい。
何より、自分たちを「バカ共」とストレートに酷評されて、俺もストレートに腹が立った。俺らはちゃんと依頼された仕事をこなしたぞ!しかも豪邸側の護衛に見つかったのは自分たちの方じゃないか!自分らの失敗を棚に上げて、仕事仲間の批判をするなんて、お門違いにも程がある!
…いや、感情的な部分を抜きにしても、これはまずいことになった。前から嫌な予感はしていたけど、報酬を丸々取り上げられてはたまったもんじゃない。このままでは、わざわざ恥をかなぐり捨てて馬鹿騒ぎを起こした苦労が水の泡だ!

俺の正面で椅子に座っている裏クエスト屋の店主も、いつの間にか手紙を傍から見たらしい怪盗もどきも、これ以上ないしかめっ面を浮かべていた。どうやら、彼らも俺と似たような心境らしい。

まず、店主から

「品性のかけらもないね。クエスト発注段階で嫌な予感はしていたが、こうまでバカ正直に契約をひっくり返してくるとは。ちなみに、オーガのオルカ氏が向こうさんのリーダー格だ」

と口火を切った。

「あんた、埋蔵金以外にも受け取ってんの?業突く張りだな」

と、俺は正直な感想を述べた。

「極めて正当な契約に基づく、極めて真っ当な手数料だ。ハナから埋蔵金なんぞに期待なんてしないよ。
で、だ。これを読む限りだと、彼らは目的のものを滞りなく手に入れているように思える。自分たちが宝を手に入れることが確定的になったと思えるからこそ、これだけ強気に出ている。
用心棒君の話だと、どうやらそれが『コールタール家の飼い犬』らしいと推測できる。より現実的な線では、その犬に起因する具体的な物体…まあ、首輪か足環か…に『宝の地図』が格納されていたのだろう。けどね、そう考えるとおかしなことに気付く」

店主はピッと、怪盗もどきが抱えている犬を指差した。

「強盗団が犬を確保しているなら、今ここにいる犬っころは一体何者なんだろうね?」

「…あ!」

と、俺と怪盗もどきは揃って声を上げた。確かにそうでもないと、こんな手紙が店主のところに届いたりはしないだろう。

「君らの第三の勘違い。自分たちの前に都合よく現れた犬が、本当に『強盗団の抱えた犬』と同じものだったのか?その辺の確証なく、素性不明の生物を自陣に招き入れるのは軽率な行為だ、反省しなさい。さもないと…妙なものに取り憑かれる羽目になる」

店主がそう語り終えた直後、怪盗もどきの抱えた白犬がいきなり暴れ出した。そして怪盗もどきの腕の間から飛び出して、店主の座るカウンター席に陣取った。
四つん這いで雄々しく立った白犬は、信じがたいことに、若い男の声で話し始めた。

「フハハハハ…バレちまっちゃあしょうがねえ。このまま強盗どもとの交渉の場に潜り込んでお宝をいただいちまおうって腹だったが、連中怖気付いちまったか。失敗失敗、だったら次はどうしたもんかねえ」

そして、白犬は突然ぶるぶると震え出し、『変身』を始めた。
全身は徐々に縮こまり、体型は元の四つん這いからヒト型の二本足と二本腕へ。
マズルはぶるぶると縮み、丸く変形した頭部に吸い込まれた。折りたたまれた耳は逆にピンと張り、謎の生き物の頭へ屹立した。
全身の白い毛はごっそりと抜け落ち…たのではなく、『変身』の途中で体内に吸い込まれた。代わりに現れたのは、短く切り揃えられた黒い剛毛。

気つけば白無垢の体はどこへやら。
さっきまで白犬が立っていたカウンター席には、真っ黒いプクリポが陣取っていた。

(続き・https://hiroba.dqx.jp/sc/diary/127254852654/view/5724643/)
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