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自宅の菌類

アオマリモ

[アオマリモ]

キャラID
: RU977-303
種 族
: ドワーフ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 130

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アオマリモの冒険日誌

2019-04-03 22:34:57.0 2020-12-20 20:53:38.0テーマ:その他

街談機関 その5「ガタラ財宝発掘倶楽部」26

「てめぇ魚野郎!今これ完全に狸の味方するって流れだったろ!?何トチ狂ったこと言いやがる!?」

「この世に女性というものがある限り、例えそのヒトが悪人でも、僕は常に女性の味方とならねばならないのさ!これはお金より友情より優先しなければならない信条なのさ!何が悪い?」

「くっ、クレイジー…!!女性信者ってそういう意味だったのか…!!コイツと仕事仲間になったのが運の尽きだったのか…!?」

ギャーギャー騒ぎ出す一同、含む俺。外で見る分には愉快な絵面である。多分。
そんな俺たちに向かって、店主はうんざりした顔で、
「あー、ちょっといいかい?君らの言う強盗団のメンバーリストを知りたいというなら、追加料金で教えてもいいけどね?メンバーの性別だけなら1万からだ」

と言った。
俺たちと同じく、強盗団メンバーの一部しか見てない筈の店主が、なんで全員分のメンバーのことを知ってるの?なんてツッコミはしない。どうせ私設部隊の調査力の賜物とか、そんなような話だろう。

「よし払おう。僕のポケットマネーから払おう」

「お前、ポケットマネーなんてあるの…?」

「毎度あり。安心してほしい、彼らの中に女性メンバーは居ないよ」

「オッケー、よくわかった。37564だ」

と、怪盗もどきはさらっと恐ろしい台詞を吐いた。

頷いた店主は、

「で、結局話はまとまったと思っていいのかい?随分雑談に花が咲いた様子だったけど」

と、俺と怪盗もどき、化け狸の3人に言った。

3人とも、無言で頷いた。

「あいわかった。どうやら君らは3人で動くつもりのようだが、僕ら裏クエスト屋で手伝えるようなことはあるかい?希望があれば、個人レベルで相談に乗ってあげてもいいよ?」

と、店主はお決まりの営業文句を言った。隙あらばお金を巻き上げにかかる姿勢である。
俺と怪盗もどきは誘いを断ったが、化け狸だけは

「あ、じゃあ俺様。店主とサシで話をさせてくれ。2人と話つけた後でな」

と、店主の申し出を受けた。

それから、化け狸は俺と怪盗もどきに向き合って、

「んじゃまあ、細かい話をする前に。一晩よろしくな」

と言った。

「いいともいいとも。面白いヒトと仕事するのもオツだね、デートの次に」

「なんなら今度、女の口説き勝負でもするか?カノジョを先に作った方が勝ちな。サングラスのお前はどうする?」

「痴態晒して胃袋壊れるからいい、淫乱狸とハレンチ魚だけで行けよ」

「おおう…さては童貞だなお前」

「うるせぇ!」

「まあまあ、ではでは。あまり遅くなると手遅れになるのでこのくらいに」

化け狸は真面目くさった顔で、怪盗もどきは面白がった顔で、俺はしかめっ面で。
声だけは合わせて、

「邪魔者蹴散らし、いざ埋蔵金だ!」

と、気合いを入れて叫んだ。

(続き・https://hiroba.dqx.jp/sc/diary/127254852654/view/6113520/)
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