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自宅の菌類

アオマリモ

[アオマリモ]

キャラID
: RU977-303
種 族
: ドワーフ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 130

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アオマリモの冒険日誌

2021-08-23 23:03:40.0 2022-01-19 23:58:48.0テーマ:その他

街談機関 その6「マシラの舌」13


問題だったのは、舞台にはまりだした時期だろう。
ちょうどこの頃、母はグレン軍を退役し、家で過ごす時間が長くなった。故に、母は「本格的に息子へ稽古を付けることができるだろう」と考え、組み手の時間をそれまでよりも多く、長く課すようになった。
そんな時期に、俺は勉強も修行もすっぽかすほど、演劇にのめり込むようになってしまったのである。
特に母と話すこともなく、組み手の約束をすっぽかして遊びにいっていたのだから、母からしたら「修行から逃げ出した」としか見えない。
初めこそ、母の側も「音速拳事件」の負い目があってか、特に何も言わなかった。だが、俺の約束破りが数回続いた辺りから、母は俺と顔を合わすたびに小言を言うようになった。スクールの成績まで悪くしていったから、その怒り方も段々厳しくなっていった。
俺も俺で、もはや胸の痛みとは関係なく、修行そのものが煩わしくなっていたので、小言を言ってくる母に反発した。あんなに真剣に取り組んでいた日課の筋トレも放り出し、母に黙って住宅村に出かける日々が続いた。

あとはまあ、読者諸賢も想像できることだろう。
そんな日々が1年も続いた頃、母と俺は殴り合いの大ゲンカを起こした。「このドラ息子!」とか「ぬりかべババア!」とか、お互いに訳の分からない罵声の応酬をやった。
当然ながら殴り合いは終始母の優勢で、俺が母に投げ飛ばされた辺りで、その場に居合わせた父がやっとのこと仲裁した。

母は地面に倒れ伏す俺をにらみ、
「二度とうちの敷居をまたぐな」
と、ドスの利いた声で吐き捨てた。

俺もその言葉を聞いて、切れた。その日のうちに荷物をまとめ、ガタラの我が家を飛び出したのである。14歳の頃のことだ。

(続き・https://hiroba.dqx.jp/sc/diary/127254852654/view/6965300/)
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