『破邪』
用心棒「しゃっ…親戚のおばさんが呪文の達人なんで、マホカトール使える?って聞いてみたら、私が使ったら自分の呪文で昇天しちゃうでしょーアッハッハ!って笑ってたけど、ちょっと自虐が過ぎないか?」
化け狸「親戚のおばさんとは、例のあの人か」
用心棒「うん」
狸「…それ、『やらない』とは言ったけど『やれない』とは言ってないパターンでは?」
用「多分そう」
狸「わーお…」
用「その気になれば、ルーラでもドラゴラムでもインへーラーでも使えるんじゃないかなと思ってる」
※インヘーラーがわかる奴はドラクエファンでも貴重だと思う。
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『カミハルムイ』
用心棒「文学といえばカミハ文学、と呼ばれるほど創作の題材になってるよな。オリエンタルなお国柄と、妖怪伝説とか他国とは一味違う逸話の多さが由来なのかね。
狸の親戚、夏は空飛ぶ納涼船出して、花火をバックに宴会すんだろ?(冗談)」
化け狸「生憎、うちの船は燃えてな(冗談)」
(裏でキョトンとしてる怪盗もどき)
(必死に首を振る黒忍者)
用心棒「下積みの天地雷鳴士たちは、10cmくらいの小鬼の大群召喚してバトらせて、負けた方はホ〇モォォォって叫ぶ競技をやる…ていう小説もあったな。ハッハッハ、流石に発想がぶっ飛んでるぜ!」
アサヒ「ううん?私とヨイちゃんもやったよ、それ?」
用「えっ」
・空飛ぶ納涼船の元ネタ:
森見登美彦「有頂天家族」
・小鬼の大群~の元ネタ:
万城目学「鴨川ホルモー」
どっちも京都の登場人物が不思議な日常を過ごす話。
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『まもの使い』
用心棒「古くはモンスターマスターと言い、『配合』を含めた魔物の禁術を扱った。遥か南国の島国で隆盛を誇ったが、ある日巨大な牛の魔物に襲われて滅び、生き残りは長い旅の末にアラハギーロへ辿り着いた…と、ものの本に書いてあった。
まもの使いの起源については諸説あるとのこと」
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『バトンちゃん』
用心棒「はい?どなた?」
化け狸「マイホーム持ってると、なんかアンケ取りに来るって」
怪盗もどき「えー、アンケートに見せかけた勧誘とかじゃないの?胡散臭いなあ」
用心棒「おかしいな…俺一応家(地下室のみ)持ってるのに来てないぞ…」
化け狸「自宅と認識されてないのでは」
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『エルフ』
用心棒「怖い話をしてやろう…
昔、裏クエスト関係でカミハルムイの遊郭行ったことがあってな…ターゲットの花魁が綺麗でな…誘われたんでついつい付いていったらな…化粧した男だったんだ…
エルフは男女の体型差が小さいからな…エルドナの夜の街に行くことがあったら、気をつけろよ…」
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『新職』
用心棒「魔物などと戦う技術体系を持ち、職業レベル測定協会に認可された職が、所謂戦士とか僧侶とか。
申請すれば新しい職業が増える…つっても、新しい技術を即座に取り入れられる冒険者もなかなかいないってのが実際なんだよな。
俺なんか未だにタロットの種類覚えてないぜ」
※覚えてないけど、魔剣士追加とか天地雷鳴士の幻魔レベル開放とか、そんなタイミングで書いた話。
新職業を鍛えている気力がないせいで、立ち回りとかの知識が不足しがち。
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『格闘家』
用心棒「俺『ゴッドハンド・ラウンド』(格闘興行団体)の試合が大好きなんだけどさー、磯お前、ああいう試合には出ねーの?」
怪盗もどき「はい?君、一体何から連想して、僕がそんな野蛮なものに出るだなんて考えるのかね?」
用心棒「まだ誤魔化すのかお前…」
用心棒「もういいだろお前。瓦割り20枚とか披露しておいて、今更誤魔化せると思うなよ」
怪盗もどき「聞こえなーい、僕はなんにも知らなーい」
用「いいから本音を言え本音を」
怪「…真面目な話、うちの流派は超実戦派だから、加減のできない相手にガチの大怪我させるかもしんなくて、出れないの」
用心棒「お前…つくづく格闘漫画の主人公だな…登場する世界観間違ってない?
あれ。でもお前、俺とはスパーリング普通にするよな」
怪盗もどき「そりゃあ君、君なら大怪我させても問題ないでしょ?」
用「問題あるわ!何が『でしょ?』なの!?」
(スパーリング時はもちろん、怪盗もどきがそこそこ手加減して戦っている)
怪「ゴッドなにがしの試合は僕も見るよ?汗水流して戦う女性は美しい!バズズ級チャンピオンのラっちゃんの試合なんか最高だね!」
用「ラっちゃん跳ね回るから見てて楽しいよな。
けど俺はベリアル級チャンピオンのロッドが好きだなー。蝶のように舞い~を地で行くやつ!」
怪「男は視界に入れない」
(このあと、試合の話がすべて女性の話に流れて用心棒がキレる)
※ラっちゃんは知り合いがモデル
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