目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

自宅の菌類

アオマリモ

[アオマリモ]

キャラID
: RU977-303
種 族
: ドワーフ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 130

ライブカメラ画像

2D動画 静止画

写真コンテスト

{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 

アオマリモの冒険日誌

2024-03-30 22:59:40.0 2024-03-31 22:12:51.0テーマ:その他

街談機関 その9「それから」10


「……そいつはつまり、こういうことか。糸を焼き尽くす分と、落下して空気減衰する分を考慮して、なおかつコップの中の氷の、極微量のヒャドの魔力と反応するよう、ちょうどよくメラを調整し、それを俺に気付かれないまま、うまいこと天井にくっつけた、と」

「そうね」

 ポポムは素面のまま、そっけなく言った。酔ってるんじゃねえだろうな。酒なんか頼んでないけど、それでも酔ってる可能性を疑ってしまう。

「……正気じゃねえ。ウルトラC難度どころじゃないだろ、そんな芸当。狙ってやれたら、神業通り越して魔技の領域だぜ」

「だから、暇つぶし程度に聞けって言ったのよ。私もこんな話、裁判所とかじゃ到底できないわ」

 ポポムは照れ隠しするようにひらひらと手を振った。
 それでも、あのヒトならやれる、と。そういう確信が、ポポムにはあった。それが、恐らくはこの世で最も長く、キリンという人物を見てきた冒険者の言だった。
 俺の恩人にして仇敵は、想像以上に凄まじい、呪文の達人であったようだ。

 むう、と、俺は唸ることしかできなかった。

「納得してない顔ねえ……」

 と、ポポムは呆れながら言った。ポポムも自分の言ってることが無茶苦茶なことくらい、百も承知なはずだ。

「推論に推論を重ねてるじゃんけ、そりゃ納得はできないぜ」

「私も散々頭をひねったけど、証拠がないことには、これ以上はねえ……もっと簡単にやれそうな方法もある気もするし、仮説をこねくり回したところで、凡俗には予想もできない手段なんでしょうよ。でもまあ……」

 ポポムは顎を撫でながら、感慨深そうに言葉を濁した。なんだよ、と俺が目で促すと、彼女はぼそっと言った。

「机上の空論を立てるの、すごい楽しくない?」

 わかる……と俺は唸った。無茶苦茶な仮説って、空想や妄想と紙一重だからね。やってる本人はめっちゃ楽しい。

・続き:
https://hiroba.dqx.jp/sc/diary/127254852654/view/7768950/
いいね! 0 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる