文字数制限のため前回の続きとなります><
前編URL
http://hiroba.dqx.jp/sc/diary/12854962623/view/3574211/
「アクマサボテン」
アクマサボテン科
ナドラガンドでもアストルティアでもない場所に生息している「あくまのめだま」というモンスターがこの世には存在する。
このサボテンはそのモンスターに形が非常に似ているため、アクマサボテンという名前をつけた。
私はこのサボテンは他の植物と同じように溶岩が道管、師管を駆け巡っていると見た目からそう考えていた。
しかし、このサボテンの近くには何故かレンダーシアに生息しているはずの妖精の綿花が存在しているのだ。
本来溶岩の近くでは育たないはずの妖精の綿花が何故こんなところに?
気になった私はアクマサボテンの周辺の土壌やアクマサボテンの一部を採取して分析を試みた。
その結果、予想外の事実が判明した!
アクマサボテン周辺の土壌は他の植物の近くの土とは違い、温度が低くそして地上の土壌と同じような水分や栄養素を持っていた。
そしてアクマサボテンの緑の根の部分には吸収された後の溶岩が含まれていたが、
上の真っ赤な玉や触手のような茎には多量の水分が含まれていたのだ!
そして観察をしていくと時折上の触手茎から水滴が出ている事も発見した。
ここからは推測の領域だが、恐らくアクマサボテンは地上の植物が光合成で二酸化炭素を酸素に変える力があるように、
アクマサボテンは溶岩から水を生成する力があると思われる。
大地深くまで根付いた根は溶岩を吸収した後上の玉で溶岩を分解し、なんらかの作用で溶岩から水を生成し、排出していると考えられる。
このサボテンの近くの肥沃な土壌と触手茎から排出される水分によって妖精の綿花が育つという構図が完成するというわけだ。
最初は共生関係にあるのかと思いもしたが、どうやら妖精の綿花がただアクマサボテンを利用しているだけのようだ。
アクマという名前とは裏腹に豊かな大地を生み出す植物とは・・・ここの生態系は本当に面白いものばかりだ。
ふと考えた、このサボテンを飼育すれば聖都エジャルナで問題になっている水不足も解消できるのではないだろうか?
解決方法は意外とすぐ近くにあるのにもったいないなぁ・・・
「ナドラガ・ラフレシア」
ラフレシア科
伸びている触手がある事や色を除けば普通のラフレシアとほぼ同じである。
少なくとも見た限りではそう考えていた。
しかし実際はとても恐ろしい植物だった事を私は知らなかった・・・
私がこの植物を観察している途中、近所に生息しているモンスターであるプロメテモスが突然私を見つけて襲いかかってきた。
私はプロメテモスを倒すべく武器を構えたが、プロメテモスがナドラガ・ラフレシアの近くまで来た途端、それは突如牙を向いた。
突然ラフレシアの触手がビクッビクッと動いたかと思ったその瞬間、恐ろしい速さで触手がプロメテモスに向かって伸びていき、
プロメテモスを捕えて中央に引きずり込み、プロメテモスは中央にある口の中に飲み込まれた。
その後はただプロメテモスの叫び声が聞こえてきて、数分後には骨すら見えなくなるほどまでにプロメテモスは消化された。
このラフレシアは地上のものとはまるで違う!
触手の先端が空気の動きや生物の持つ熱を感知するレーダーとなり、
自分が呑み込めるサイズの生物やモンスターが甘い香りに誘われてきた瞬間、
たちまち触手が動き出し、大口を広げた中央の口の中に引きずり込まれてゆくのだ・・・
アストルティアに生息するラフレシアを食虫植物とするなら、このナドラガ・ラフレシアは食肉植物と言えるだろう。
これほど恐ろしい植物に出会ったのは初めてで私も未だに動揺している。
このラフレシアの捕食対象となりうるのは口に入るくらいの小さい生物らしい。
プクリポやドワーフなどの種族の方は、くれぐれも近づかないように。
ウェディやオーガ、竜族などの種族は狙われないようなので、
体の小さい方が調査する場合は必ず背が高くて大きい種族の人と同伴することを強くおすすめする。
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今回は時間もないのでここまでですw
いかがでしたか?
まさか分ける事になるとは思いませんでした^^;
文字数制限のせいで・・・w
ナドラガンドの植物は面白いものも多いですが、
危険なものも多いので調査の際にはお気を付けください><
それではおやすみなさーいzzz