コーディアスの冒険日誌

アブラハムの宗教で悪い人が連れていかれる先、つまり地獄にもヘル、ゲヘナ、ハデス、シオウルと色々な呼び名があるけれどその中でも１番もやっとした記述が、ゲヘナ。
どうやらゲヘナは実在した地名で、町外れの谷底にゴミやらうんこやらビョーキの死体やらなんでもかんでも投げ込んでいたらしいのね。現実味溢れる近場の、地獄。
多分オカンが「アンタ言うこと聞かんとゲヘナに放り込むで！」言うてたのが2000年の時を越え尾ひれが付いて「裁かれし者は永遠の業火に焼かれ終わりなき苦しみを味わう」なんて事になってるんだと勝手に解釈しております。
日本でも似たような場所はありまして、都の外れの死体捨て場を「野」の付く地名で呼んでいたようです。化野（あだしの）とか鳥辺野なんか有名ですね。

翻ってゲルヘナ幻野。

鼻先になまぐさい、時には鼻の曲がるような異臭を感じながら今日も宝珠を求めてドルボードを駆るのであります。