元々ゲーム好きであった音楽の神は35年前に、64KBのチープな記憶装置の中に小さな曲を埋め込んだ。
その装置で奏でられた曲はたった3パートで構成されていたが、それは瞬く間に作品の代表曲となり、ゲームという文化の代表曲、いや日本という国の代表曲となった。
ゲームをしない人でも知っている、序曲。
何年経っても色褪せない、聞き飽きない、フルオーケストラに仕立てたって失われない、メロディラインの美しさ。全てはすぎやま先生の「感性」。
宿屋とか、呪われた音とか、そういうのも含めればドラクエだけで500曲超あると云うではないか。安易に神とか言うのは好きではないが、
これは紛うことなき神の所業である。
ワタクシの半生はこの楽曲達に彩られていると言っても良い。好きな曲、取り上げたい曲…枚挙に暇がないが、中でもすぎやま節全開な「失われた世界」偽レンダーシアを散策しながら、献杯。