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未来への導き手

あゆっちょ

[あゆっちょ]

キャラID
: QT926-689
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: 魔剣士
レベル
: 132

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あゆっちょの冒険日誌

2015-10-02 10:33:00.0 2015-10-02 13:02:30.0テーマ:その他

プレイ時間、2000時間に。

ちょっとだけ思い出話。
(前編→http://hiroba.dqx.jp/sc/diary/141305884189/view/2418856)


あゆっちょは子供の頃、ものすごく引っ込み思案で泣き虫で、友達なんて一人もいなかった。
幸い?北海道の山奥にある過疎地に生まれたので常に学年1クラス、幼稚園からずーっと同じ面子だから、いじめられたりはなかったし、むしろクラスメイトはみんな、優しく気を使ってくれていた。
それでも、昼休みに誰かと遊ぶとか、友達の家に行くとか、そんなことは一切なくて。
3年生の時の担任教師は、そんなあゆっちょのことを本当に心配していたらしい。
「この子は今なんとかしてあげないと立ち上がれなくなる」って。

そんな時、クラスにA君という一人の転校生がきた。
田舎の小学校だったので、転校生が来るなんてすわ一大事。
みんなソワソワしながら、A君が来る日を待っていた。
そしてA君がやってきた当日、先生があゆっちょにこう言った。
「A君はあゆっちょの隣の席にするから。いろいろ教えてあげてね」
…?なんであゆっちょの隣?
一瞬そう思ったけど「あゆっちょ、学級委員長だしな」と納得して、A君を隣の席に迎えた。
A君「よろしく!」
あゆ「…うん、よろしく」

そこから毎日、A君と過ごす日々がはじまった。

A君はわんぱくというタイプではなく、むしろオタクっぽかったけれど、よく喋るしよく笑う明るい子だった。
聞いてもいないのに、ゲームが好きだ、漫画が好きだと喋りかけてきた。
人見知りなあゆっちょだったけれど、A君とだけは少しずつ、いろんな話をするようになった。

そんなある日、A君が「変なゲームもらった。よくわかんないから一緒にやってくれない?」と言ってきた。
あゆっちょはゲームなんて全然わからなかったけれど「A君のお世話をしなければ」という妙な使命感に燃えていたので、彼の頼みならなるべくきいてあげたいと思った。
でも一緒にって、どうすんだ?
A君「今度、学校終わったらうちにおいでよ!」
あゆ「え…う、うん、わかった」
こうしてあゆっちょは、小学校3年生にして、初めてクラスメイトの家におじゃますることになった。

そこにあったのが『ドラゴンクエスト』
2人ともすぐに夢中になった。
(このへんは前回の日誌で詳しく)
毎日ドラクエの話をして、週に1回はA君の家に遊びに行くようになった。


あゆっちょに、人生で初めての友達ができた。


2人でゆっくりドラクエ1をプレイして、3ヵ月くらいたった頃かな。
いつも通りA君の家でドラクエしていたら、クラス1の人気者であるB君がやってきた。
A君に借りた漫画を返しに来たらしい。
そしてテレビに映るドラクエを発見。
「なにこれ、ゲーム?」
「HPとかMPってなんだ?」
「○○ってAの名前じゃん!名前つけれんの?」
などなど、質問責めw
A君とあゆっちょで一生懸命説明すると興味を持ったようで「ふーん、今度買ってもらうわ、ありがとな!」と言って帰って行った。

それからさらに2週間後。
学校に行くと、B君があゆっちょとA君の所にすっ飛んできた。
「ドラクエ、すっごいおもしろいな!」
どうやらB君、さっそくご両親にドラクエを買ってもらったらしい。

小学生というのは単純なもので、クラスのガキ大将が何かを始めれば、一気に他の子も同じことをやりだす。
ドラクエもご多分にもれず、クラスの大半がプレイしはじめた。
学校でのみんなの話題はドラクエ一色。
最初のクリア経験者であるあゆっちょとA君は、いつもひっぱりだこだった。
「○○が倒せないんだけど」
「△△のあとはどこに行くの?」
なんて。
クラスメイトと話したり笑ったりする時間が、以前の100倍くらいになった。


A君がやってきてから1年余り。
気がつけば、あゆっちょはすっかりクラスになじんでいた。


4年生が終わる頃、たまたま担任の先生と2人になった時、先生がこう言った。
「A君が転校してきてくれて良かったね」

先生はきっと、こうなることをわかっていたんじゃないだろうか。
何かきっかけがあれば、あゆっちょはみんなと仲良くなれるはずだって確信していたんだと思う。
だからあの時、わざわざ席替えをしてまで、A君をあゆっちょの隣の席にしたのだろう。
ま、ドラクエがそのきっかけになるとまでは思わなかっただろうけどw


ドラクエと先生のおかげで、あゆっちょはなんとか普通の人生を送れるようになった。
あのままA君が現れず、ドラクエがなかったら、今頃は誰とも交流を持たずに引きこもりだったかも…は、考え過ぎかw
でも本当に本当に、人生を変える大きな出来事だったのもまた事実。

先生、A君、ドラゴンクエスト。

みんな、ありがとう。
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