ミカウの冒険日誌

前回は・・ガルマザイナーが倒され　ミカウたちの戦いには一区切りがついた
しかし　すべて終わったわけではない　
これから　本当の戦いが始まる　
ミカウたちは　その戦いのために備え始めるのだった
ミカウ「はー　けっこーな大ボスを倒したが　どーも終わった感がないなー・」
ウィザ「ですね　大結界が破られるのも時間の問題か」
ミカウ「ところで　あの大結界あとどれくらい持ちそうなかんじ？」
ウィザ「数週間から　長くて一ヶ月でしょう」
ミカウ「ほほー」
ウィザ「あの大結界が守る扉の奥には　常闇の魔界が眠っています　そこはこのアスガルスとはついなる世界　そこに　魔界帝が君臨すれば　アスガルスは魔界と化してしまいます」
「しかし　常闇の魔界が復活してもすぐに魔界帝が復活するわけではありません」
「これもまた戦いなのでしょう　しかし　我らは魔界帝とは戦わなければならない宿命にあるのです」
「アスガルスと対をなす世界を放っておいてはあまりに危険です・」
「ですから　魔界帝を倒して　そして常闇の魔界も」
ミカウ「なるほどなー」
「ま～　俺たちがいつものように　戦いをすればいいんだな　そして　その相手が今まで以上に計り知れない力だということも」
ウィザ「はい・」
ミカウ「だが　運がいいぜ　まだ　時間はある　時間が許す限り　レベル上げをし続けよう」
ウィザ「ですね！」
ミカウ「よっしゃー　みんなでレベ上げして　強くなるぞー」
全員「おおー！」
大結界の前には　数体の魔物が現れた
魔物Ａ「まさか　ガルマザイナー様が倒されてしまうとはな・・」
「これで　アスガルス側にいる魔物たちは　俺たちだけで全滅だぞ・・・」
魔物Ｂ「案ずるな　一か月以内に　この封印は破られる　ガルマザイナー様が最後に残されたものだ」
魔物Ｃ「大結界が破られ　仲間が来るまでは　この魔空間に身を潜めていなければ　ならん」
魔物Ｄ「ああ　すぐに救いは来る　そうしたら　今度こそ俺たちで魔界帝様を復活させよう」
「俺たちは　ファルザ―様の言いなりではない　俺たちの主は魔界帝様だ！」
魔物たち「ああ」
ミカウは青空の下　センド城のテラスに出てきた
ミカウ「ん～　この空気が最高のヒーリングだな」
そして後ろからファルザ―も歩いてきた
ファルザ―「ふふ　我もそなたたちの好む　平和というもの　その味がようやくわかった気がするよ」
「奇跡は必ず我らのそばにいる　あの　圧倒的力のガルマザイナーを倒したのも同じ」
「いつしか　本気の我を束になって倒したように　今回もそうやって　世界を守ったな」
ミカウ「ふふ　毎回そうやって　手を取り合い　大いなる敵に立ち向かい続けるんだ」
「そして　今度はその敵と戦いための　対策をやるのさ」
ファルザ―「そうだな」
ミカウ「そなえようぜ　世界の平和に」
ファルザ―「ふふ　そうだな　一応聞くが　常闇の扉の向こう側にいる魔物たちと戦う時も　ともに手を取り合うのだな」
ミカウは振り返り　フッと笑った
ミカウ「あたりめーだぜ　だって　それが俺たちの戦い方だからな！」





















青い空を黒く染め　魔界の扉の向こうから　魔物たちがやってくる
奴らは手当たり次第に　街を襲ってみたり　物を壊してみたりなんて
暴れまくるけど
いつだって　戦うさ　手を取り合って
振り返れば　仲間がいる　振り返れば仲間だっている
いつだって　手を取り合って　聞きに立ち向かう
それが　ひとつの戦い方