ミカウの冒険日誌

前回は・・飼育室で突如暴れ出した　グランを何とか止めたミカウたち
ことは一件落着したように見える 翌日
ロゼフ「は～い　今日もペロポネソス戦争のように刺激的な１日を過ごしましょう～」
ミカウ「ふぉ～い　アリストテレース」
ナミオ「しかし　昨日は久しぶりに　いい運動ができてよかったぜ」
ミカウ「それな～　飼育室の魔物と戦うことになるとはな～」
朝のホームルームは落ち着く　しかし　なにゆえか　この時間は短い
ホームルームが終わり　つかの間の休憩のあと　すぐに授業が始まる
今日の１時間目はラリホーマ・・　もとい　数学の授業だ
マスラー先生が安定飛行のようなテンションで教室に入ると　チャイムが鳴った
ナミオ「でた～　マスラーが教室に入った瞬間　チャイムなるやつ～」
ミカウ「数学の教師だけに　そこらへん計算してるのかなｗｗ」
マスラー「は～い　今日は因数分解をやっていきます」
ミカウ「アリアン・　因数分解ってしってる？」
アリアン「なんか　因数を分解する感じでやるんだよ」
ミカウ「そりゃ　そーだろーな・・」
ミカウは窓を眺めながら　当てが外れたようにつぶやいた
マスラーは見事な走り書きで　黒板に謎の数式をすらすらならべてゆく
このままでは　睡魔が襲ってくるだろう
ミカウは苦し紛れに　黒板に並んだ数字で足し算をしたりして　なんとか眠気を覚まそうとした
だいたい　数学はいつどんなときに使うのだ！
わんちゃん　しらなくても生きていける！
拡声器で叫んでやりたい勢いだった　
黒板で　どんどん計算が進んでゆくのを尻目に　ミカウは　教科書の隅にゴーレムの絵を描いた

そうして授業は終わり　今日も昼休みになった
ミカウは昼を食べ終わると　ナミオとロイスと廊下を散歩した
しばらく歩いていると　エレア先生が走ってきた
エレア「あ！　ミカウくんたち・・　なんか飼育室が変なの！」
「大きい揺れが来たと思ったら　木が大きく揺れてるし　収まったと思ったらまた同じことが起きるし」
エレア「昨日のグランちゃんの暴走もそうだけど　なんか　やばそうなの！」
ミカウ「いくしかないな！」
ミカウたちは飼育室へ向かった
ミカウたちは飼育室にきた
ミカウたちが入ってきた瞬間　飼育室が激しく揺れた
ミカウ「うお～うふ！　たしかにけっこー　やばい揺れだな」
ナミオ「これ　わりとここだけ揺れてる感じだね」
その時　木が大きく動いた
すると　地鳴りのような音を立てて　木が根こそぎ持ちあがった
すると　持ちあがった木を背中に乗せたドラゴンが現れた
「ぐ・・がぐらぁ！」
「我は　魔竜木グランドコア！」
グランドコア「すべてをぉ　すべてを破壊しつくすぅ！」
グランドコアは顎を　地面に勢いよくたたきつけた
その衝撃で　ミカウたちの体が　大きく吹っ飛ばされる
グランドコア「があ！　があ！」

「ほほう　魔物の気配を感じてここまで来てみたら　大変なことになっているではないか」
ミカウ「ロゼっち～」
ロゼフ「どうやらこいつが　飼育室を脅かす　ラスボスらしいぞ」
「こやつは　今ここで　討ち取るぞ！」
ミカウたちは一斉に攻撃を仕掛けた
ミカウ「超はやぶさぎり！」
ナミオ「狂乱脚！」
ロイス「せいけん突き！」
ロゼフ「ヒストリースクラッシュ！」
グランドコア「ぐおお！」
「はげしいほのお！」
グランドコアは　激しい炎をはきだした
ミカウたちはよけたが　炎はあたりの　草を　燃やした
すると　草の影から　アルミンが走ってきた
アルミンはするどくとがった角でグランドコアを　勢いよくついた
グランドコア「うぬ・・」
ひるんだグランドコアに巨大な雪玉が飛んでくる
イエッタ「グランをおかしくさせたのも　お前だろう！」
近くの柵を乗り越えて　飛んできたどろにゃんが　鋭い一撃を仕掛ける
どろにゃん「パペットシャワー！」
どろにゃんは　体のパーツを雨のように降らせた
グランドコア「ぐおおふ　貴様らは　必ずぅ！たおぉす！」
グランドコアは首を激しく振り回した
ミカウたちは後ろに大きく飛び　その攻撃をかわす
ロゼフ「なかなか　しぶといな　しかーし！　かのアレクサンドロスのように　どんな敵でも華麗に打ち倒す！」
ミカウたちは再び　武器を構えた