ミカウの冒険日誌

前回は・・ミカウとフォーゼルの戦いが幕を開ける
一進一退のその攻防　果たしてどちらが制すのか フォーゼル「まだまだ　俺の力はこんなものではないぞ！」
フォーゼルが両手を広げると　凄まじい衝撃が放たれ　ミカウたちを吹っ飛ばす
フォーゼル「ぬおおおお！」
フォーゼルが高く腕を上げると　そこに大きな闇の玉が作られる
フォーゼルはそれをミカウたちの元に投げつける
フィアス「危ない！」
フィアスが杖を振りかざし　ガードウォールを作るが　闇の玉の爆発によって　粉々に砕かれ　その風圧でミカウたちの体が　吹っ飛ばされた
フォーゼル「しぶとい奴らだが・・　これで終わりだ！」

「ちょいとまちな！」

どこからともなく響いた声が　あたりに静寂をもたらす

すると　倒れるミカウたちの後ろにシャルルたちがいた
シャルル「俺たち！」
ヴァンパ「時に歌い」
ロキ「時に戦い」
フォニー「豊かに日々を過ごす」
シャルルたち「キノウノヨゾラ！」
シャルル「このあたりで見境なく暴れているやつってのはあんたのことか」
フォーゼル「ふん　腐った世の中の全てを破壊することこそが　この世界に対する救い」
「もう誰も　失う恐怖に怯えなくて済むのだ！　素晴らしいだろう！」
ミカウ「シャルル　あいつはマスターのフォーゼルさんだ」
「だが　闇に囚われて　もはや俺たちの声など届いてはいない」
「ずっと長く　マスターの中に潜んでいた闇がとうとう爆発してしまったわけだ」
「それを終わらせられるのは　俺たちしかいない」
「俺たちでマスターの中に潜む闇を眠らせてやるぞ！」
シャルル「ああ！」
「互いのせいで今があるとはいえ　こいつは見過ごせねぇ　覚悟してくれよ！　フォーゼルさん」
ロキ「お茶を濁してちゃ満足できない！　ここは真っ向勝負と行こうぜ！」
ミカウ「うおりゃあ！」
ミカウが高く飛び上がり　フォーゼルに切り掛かる
フォーゼルは両腕を次々出し　ミカウの連続攻撃を捌いていく
その後ろから　シャルルとロキが飛び出して　空いた隙に攻撃を仕掛ける
フォーゼル「ぐう」
フィアス「メラゾーマ！」
フィアスの杖から放たれた火球がフォーゼルの胸を貫く
シュリト「そりゃ！」
高く飛んだシュリトがフォーゼルの胸をバツを描くように切った
フォーゼル「ぐりゃあ！」
フォーゼルが腕を突き出すと　超音波が出て　ミカウたちの動きを止める
そして腕をクロスさせ　力を貯め　両腕をミカウたちに突き出した
その瞬間　腕から稲妻がいくつも枝分かれして　ミカウたちに襲いかかる
ミカウたちはその稲妻によって　体を吹っ飛ばされる
ミカウ「底なしに体力がある上に　突破口らしき突破口が見つからねぇ」
シャルル「ミカウ！」
「こういう時は数の力で攻めるぜ」
「お前からしたら　脳筋って言われるかも知れないが　手勢ならこっちが上回っている」
ミカウ「なるほどな・・」
「戦略もいいが　たまには脳筋でいくか」
「となれば　俺とシュリトでやつを惹きつける　その隙にシャルルたちと　ロメオたちはやつを攻めてくれ」
シャルル「おうよ！」
ミカウ「いくぜ　シュリト」
シュリト「ああ　いくぜ」
ミカウとシュリトは同時に走り出すと　フォーゼルの猛攻を掻い潜りながら　接近する
そして　その隙にシャルルたちとロメオたちが　フォーゼルに攻撃を仕掛ける
フォーゼルはミカウたちにも対処しつつ　器用にシャルルの攻撃も捌くが
フィアスが飛ばした火球には対処しきれず　額に攻撃を受ける
シャルル　ロキ「てりゃ！」
ロメオ　カイル「どりゃあ！」
フォーゼル「ぬおお」
ヴァンパ　フォニー「まだまだ！」
全員の攻撃を喰らったフォーゼルは大きく怯んだ
ミカウ「いくぜシュリト！」
ミカウはシュリトと共に　強力な一撃をフォーゼルに浴びせた
フォーゼル「グオおお！」
フォーゼルの体が大きく吹っ飛び　地面に叩きつけられる
その衝撃で　翼がいくつか割れて　外れる
シャルル「どうだ？　脳筋戦法ってのは」
ミカウ「これはこれで　たまには悪くないな」
「こっからの作戦はひとつだ」
「この勢いが消えねぇうちに一気に片をつける！」
シャルル「ああ！」
ミカウたちは再び武器を構えた