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ガオー牙王

イッキュウ

[イッキュウ]

キャラID
: MO364-367
種 族
: エルフ
性 別
: 男
職 業
: 魔法使い
レベル
: 137

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イッキュウの冒険日誌

2025-10-13 10:41:40.0 2025-10-13 11:35:53.0テーマ:その他

光を継ぐ者達 第四章 断罪の因果 第十話後編 掴み取る未来

第十話後編 掴み取る未来

 光が、走った。
 灼熱の中、ティナの前に立ちはだかる影。
 その手には、血に濡れた盾が握られていた。

 「……セリア!」

 骨の獣が吐き出した炎が、轟音とともに襲いかかる
 セリアは盾を掲げ、全身でその熱を受け止めた。
 轟々と唸る火の奔流が、盾に直撃する。
 瞬く間に金属が赤熱し、焼け付く匂いが立ちこめた
 「ぐ……ッ!」

 熱が腕を伝い、皮膚が焼ける感覚が襲う。
 それでも彼女は盾を下ろさない。
 指が焼け爛れても、決して離さない。
 血が滴り、焦げた革手袋が音を立てて裂けた。
 歯を食いしばり、唇を切り、ただ前を睨みつける。
 「――守るって……決めたの……!」

 炎の奔流が止むと同時に、セリアの体が膝をついた 彼女の腕は真っ赤に腫れ上がり、盾の表面は歪み、熱気を放っていた。
 それでも、彼女は微笑んでいた。

 光の壁がティナを包み、灼熱を遮断する。
 盾の輝きは弱々しくも、確かに光を宿している。
 その光こそ、彼女の命の残り火だった。

 「――あの日、約束したでしょう」
 リクの目が見開かれる。
 「あなたの背中は、私が守るって」
 彼女の声は震えていたが、確かな光を宿していた。
「何もできずに悔しかったのは、私も同じよッ!!」
 セリアは盾を掲げ、全身から溢れる魔力を一点に集束させた。
 「あなたの背は、私が守る!この命に代えても!」 「だから――リク! 行きなさい!!!」

 その瞬間、リクの心に何かが芽生えた。
 恐怖でも、悲しみでもない。
 歯を食いしばり、困難に立ち向かい、震える脚を引き摺りながら、それでも一歩を踏み出す者にこそ宿る意志。
 それは――“未来を選ぶ”勇気。

 リクの体が光に包まれる。
 眩い雷光が天に昇り、空が裂けた。
 その中心に現れたのは――ひと振りの斧。
 雷を纏い、世界を照らす閃光の武器。

 「……閃光の斧」

 リクは手を伸ばした。
 斧が彼の勇気に応えるように、光を強める。
 骨の獣が咆哮し、黒炎を放つ。

 「うおぉぉぉぉぉぉッ!!」

 リクは叫び、斧を振り抜いた。
 雷鳴が轟き、炎が裂ける。

 「――閃光戦斧! 閃光烈斬ッ!!!」

 光が、弾けた。
 雷と勇気の刃が魔物を切り裂き、世界を照らした。 轟音のあと、静寂。
 骨の獣は光の粒となり、崩れ落ちていった。

 「……勝った……」
 リクは息を吐き、斧を地に突き立てた。

 「お兄ちゃん!!」
 駆け寄るティナを、彼は抱きしめた。
 「ごめんなさい……約束破っちゃって……悪い子で……」
嗚咽混じりの声に、リクは首を振った。
 「違うよ。おまえは……世界一、強い子だ」

 歩み寄るセリアが微笑む。
 「ありがとう、セリア」
 「約束したでしょう。あなたの背は私が守るって」 軽く拳でリクの胸を叩く。

 「……行こう、バロムのもとへ」

 「お兄ちゃん……行っちゃうの?」
 ティナの声に、リクは微笑んだ。

 「ああ。ティナとの約束を守るために。
  兄ちゃんは――みんなを守りに行く」

 「そっか……お兄ちゃんは、光の戦士だもんね」

 ティナが微笑む。
 だが、その姿が淡く透け始めていた。
 光の残滓が村を包み、静かに消えていく。

 「……ティナ!」
 リクは抱きしめたまま、涙をこぼした。

 セリアは目を閉じ、祈りの言葉を紡ぐ。

 「……せめて、ここに残された魂の残滓が、安らかに眠れますように――ニフラム」

 清浄の光が、すべてを包み込む。
 村も、人々も、そしてティナも――静かにその姿を消していった。

 リクの腕の中で、最後の温もりが溶けていく。

 「ありがとう、ティナ……」

 ーー大好きだよ、お兄ちゃんーー

 その声は、光の中に吸い込まれていった。

 やがて、幻の村は完全に消えた。
 残されたのは、光を纏う斧と、二人の戦士。

 「……必ず、勝たなければなりませんね」
 「ああ。――僕たちの戦いは、まだ終わってない」
 閃光の斧が再び光を放ち、二人を包み込む。
 その光は、幻を越え、現実の戦場へと導いていった
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