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ガオー牙王

イッキュウ

[イッキュウ]

キャラID
: MO364-367
種 族
: エルフ
性 別
: 男
職 業
: 魔法使い
レベル
: 137

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イッキュウの冒険日誌

2025-10-13 10:49:25.0 テーマ:その他

光を継ぐ者達第四章 断罪の因果 第十一話前編 因果を超えて

第十一話前編 因果を超えて

 ――血の匂いが漂っていた。
 崩れた石窟の中で、バロムは血反吐を吐きながらも、なお槌を振り続けていた。
 満身創痍、体中に刻まれた傷から血が滴り落ちる。 それでも彼の瞳には、まだ鋼の意志が宿っていた。
 「馬鹿な……ありえん……」
 ハーゼルが呆然と呟く。
 限界を超えてもなお立ち続けるバロムに、理解を超えた恐怖を覚えた。

 「うぉおおおおおおッ!!」
 バロムが叫び、渾身の一撃を地に叩きつける。
 「――ランドインパクト!!」
 轟音が石窟全体を震わせ、迫る死霊の軍団が衝撃波に呑まれて吹き飛んだ。

 だが、もう限界だった。
 バロムは遂に膝を付き、槌に寄りかかりながら荒い息を繰り返す。
 「ぐ……ッ、まだ……倒れるわけには……ッ」

 「ようやく倒れたか」
 ハーゼルが冷ややかに手を掲げる。
 「せめてもの手向けに――仲間諸共、この世から消し去ってやろう」

 灰色の魔力が空間を満たす。
 頭上に、氷塊が現れた。
 冷気が走り、天井の岩すら凍りつく。

 「――落氷」

 その一言で、巨大な氷塊が三人の頭上に降り注ぐ。 「ち……くしょうがぁぁぁぁッ!!」
 バロムは最後の力を振り絞り、覆い被さるようにしてセリアとリクを守ろうとする。
 氷の影が、彼らを飲み込もうとした――その瞬間。
 「――光壁!!!」
 「――真・斧無双!!!」

 光の壁が氷塊を押し留め、雷光を纏った斧の連撃がそれを粉砕した。
 爆音と閃光の中、三人を包む光が消えた時、立っていたのはリクだった。

 「へッ……遅かったじゃねぇか……」
 バロムが苦笑する。
 「ベホマ!!」
 セリアの唱えた光が、バロムの体を包み、裂けた傷が閉じていく。
 リクが駆け寄る。
 「ごめん、バロム!」
 「いいってことよ……おまえが戻ってきたなら、それで充分だ」
 「……バロム」
 「セリア、約束は守ったぜ」
 血に濡れた唇で笑うバロムに、セリアも微笑みを返す。
 「ええ、信じていたわ」

 「これは……いったい、どういうことだ……」
 ハーゼルの声が震える。
 信じられぬ光景を前に、彼の心が崩れかけていた。
 「ハーゼル!」
 リクの瞳が、真っ直ぐ彼を射抜いた。
 「僕は過去を乗り越え、未来を選ぶ一歩を踏み出したんだ!」

 「馬鹿な!ありえぬことだ!ありえてはならぬ!
  “確定した因果”は決して覆ることなどない! “はい”か“いいえ”の二者択一、
  どんな選択を取ろう必ず同じ結果に収束する――それが世の理なのだッ!!」

 狂ったように叫ぶハーゼル。
 その声が、石窟の天井を揺るがす。
 崩れ落ちる岩の音が響き、灰色の光が彼の足元を包んだ。

 ――それは、絶望の牢。
 未来を信じる心さえも凍てつかせる“因果”の檻。
 だがその時、ひと筋の閃光が走った。
 暗闇を裂く、希望の光。
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