荒んだ大地に、たった独り悠久の時を過ごす
vampire†
此処は幾千年もの昔に滅び去ったvampire達の魔帝国の跡。
この者はかつて美しい蒼薔薇を操り、魔帝国を率いていた王者。
魔帝国は繁栄を極め、華やかであった。
vampireたちは血の宴を繰り広げ、暗躍していた。
特に王者たる蒼薔薇のvampireは、その美しき姿に自ら生き血を捧げる人間たちも多くいた。
……だがある日、魔帝国は忽然と消え去り、滅びの時を迎えた。
今と成りては生きとし生けるものは、他には誰ひとりとして存在しない。人々の記憶からも忘れ去られた場所となった。
vampire魔帝国に一体何があったのか。
それすらも不明のまま、闇に葬られた出来事だ。
・‥…━かつての滅びの日・‥…━
蒼薔薇のvampireは1人、国を離れていた。
戻ってみたら、故郷と同胞が変わり果てているなどと思いもせずに……

見る影もなくなった故郷の景色に、vampireは生き残っている同胞がいないか探し回った。
……だが、誰ひとりとして見当たらなかった…

「なんと…いうことだ……」
悲愴に暮れるvampire
この滅びの日は、生き血をすする魔の王者が初めて涙を流した日だ。
これから始まる長い長い孤独の日々……
初めての悲しいという感情に戸惑いもした。
喪失感と悲しみの中、歩き回る
ふと足を止めた場所に佇む1本の木。
「これは……」
荒んだ景色に、茂らせた赤い葉。
真っ赤な赤に目を留めるvampire
「何故だろう…この赤い葉からは生気を感じる」
……「そうか、キミたちは」

「我が同胞たちか……」
1本の木の赤い生い茂る葉
それはvampireの同胞たちが、魂の散り際に根付いた結晶であった。
「どんな姿であれ、私はキミたちが此処にいる限り、此処に暮らすとしよう」
vampireは、強い覚悟を胸に
鋭い爪を尖らせ口を開いた。
「たとえこの世界に喪失の呪いが迫っているとしても、誰ひとりの記憶に残らずとしても」
「私は蒼薔薇のvampire†
この魔帝国の王」

「この蒼薔薇に誓い、戦い続けましょう……」
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