キャラクターに各自設定できる二つ名のこと。
ゲーム内だと、キャラクターに話しかけた時と、仲間に誘われるときに見られる。広場だと顔写真の上に書かれている。
称号、異名、別名、通り名、二つ名、あだ名。
特技や職業レベル到達、クエストクリアや強敵を倒したときにもらえる「称号」の中から選ぶ方法と、用意されたパーツを組み合わせて作る方法の二種類がある。
■称号から付ける
称号だと「風におどる乙女」が好きで長く付けていた。
街中では、常闇や聖守護者を倒したときに得られる称号を、強さの証として付けている人も多い。多分唯一の実用目的。
■かたがきを自作する
自作用パーツは、たぶん当初はキャラクターではなく、プレイヤーを説明する想定で作られていて、リアルに関する用語も多い。
一時期からその傾向は変わったように思う。
クエスト達成や転生モンスターを倒すと独特のパーツを得られるようになり、組み合わせが自由な分、個性が出やすい時代になった。
どちらかというと、称号から選ぶよりパーツを使って自作する人が多い印象。
どんなかたがきを設定するかは人によって大きく違うので見ていてとてもおもしろい。
もう少し大きく表示したり、見る機会が増えれば良いな。
ゲームとしては自分で設定する仕組みだけど、世界内では、周りから呼ばれることで出来上がるものだと思う。
例えば、常闇や聖守護者にはガイド役のキャラクターがそばにいて、倒したときその人から「すばらしい、あなたこそ○○と呼ばれるにふさわしい」みたいに言われるのが、画面の上から称号が振ってくる瞬間に起こっていることだと思う。
自ら名乗るのではなく、その人の功績や姿勢、得意な武器、容姿や口癖などの特徴から、自然とそう呼ばれるようになった呼び名。
冒険者なんだから、冒険者同士、あるいは町の人の噂に上ることもきっとある。
「あいつ、あのドラゴンを倒したらしいぜ」「マジか、すげーな。【ドラゴンスレイヤー】か」みたいな。
NPCも二つ名を持つ人がたくさんいる。ぱっと思いつくのは疾風のサザンクロス。
これがこのNPCのかたがきです、と表示されている訳ではないけど、例えばバレンタインデー・ホワイトデーイベントの登場時の紹介文にはかたがきらしき表現が使われている。
自堕落系アルケミストとか、天と地をあまねく照らす者とか。
パーツも称号も、少しずつでいいから今後も増えていって欲しい。
そして達成されきってしまった回数系の称号(ゴールド女神とか)の追加も検討して欲しい。
ますますの、すてきかたがきライフをこれからも!
ここからは余談と半分は自慢話。
昨年レンダーシアプリンセスに選ばれて、オートマッチングや街中でプリンセスだと指摘されることはまずないんだけど、プレイヤーイベントなどではほんの時々言われることがある。
「フロヲラさん!? しあわせのくつの!?」って。
これはとても嬉しい。
まず、作品が印象に残っている、というところがとても嬉しい。
それどころか、名前まで覚えてくれているなんて!
そしてある時、ああこれか、と思った。
――自ら名乗るのではなく、その人の功績や姿勢、得意な武器、容姿や口癖などの特徴から、自然とそう呼ばれるようになった呼び名。
実際は付けられないし、不遜だし畏れ多くもあるけれど、気付いてからは、これがかたがきだと思っている。
すなわち、しあわせのくつのフロヲラ、と。