スタッフをしていたプレイヤーイベント、ティアフェス2023が終わった。
ティアフェスの前身である日誌フェスとの出会いは、その一環として行われていた「DQ10短歌コンテスト」に応募したのがきっかけだった。授賞式が日誌フェス内で開かれるというので、招かれて参加した。
授賞式に出て、日誌フェスもちらっと回ってみたときの感想がこれ。
(過去の冒険日誌より)
>しかし、参加するより主催する方が断然楽しい。
>イベントもまた創作活動のひとつで、世界の遊びのうち、たぶん(広い意味での)創作活動よりおもしろい遊びはない。
>(第1回のときも同じことを言ったけれども)
>チームでちょっとしたイベントをしたことはあるけれど、元来協調性のない人間で、他の人と協力して何かをする、というのが苦手なので、イベントの主催者側に回ることは多分向いていない。
>だから、主催者側に回りたいとは思わないくせに、忙しそうな主催者さんたちを見て、少しうらやましく思うのでした。
>春の夜。
集団で何かをやるのが苦手だし、疑っている。
班に分かれて話し合い、意見をまとめて発表しよう! みたいな場面において、議論より和を乱さないことが重要、という空気の中、それでもどうにか述べた意見はマイルドにされ、平凡でつまらない意見にされてしまう。もっと強く言ったとしても、白けた空気になった上で結論はきっと変わらない。
結局毎回思うのは、集団で何かやるより、ひとりでやった方がよほどいいものができるんじゃない? ということ。
昔の日誌フェスの感想をもうひとつ。
>そして(ようやく)気付いたのは、これ、予習がいるなぁ、ということ。
>事前に、Twitterで流れてきていた「開始時刻入りイベントマップ」を見ていたのだけど、各イベントの名前を見ただけではどんな内容かわからないものが多かった。
>参加するものなのか、見るだけのものなのか、事前の準備がないと楽しめないものなのか、どんな内容なのかがわからないからおもしろそうかどうかもわからない。
誘われてスタッフになったとき、言うべきことは遠慮せずに言おう、と決めた。白けた空気になるかもしれないけれど、同じようにプレイベに不慣れな人が困ったり寂しい思いをしたりしないことの方が重要、その結果次回からスタッフをクビになっても仕方ない、ビジネスライクに行くべし、と。
結果どうなったかというと、今もスタッフをしているし、反省点はありつつも毎年いい結果に終わっている。しかしそれはたくさんのイベンター、他のスタッフ、そして何より来てくれる参加者の方がいるからで、集団の力ってこういうことかと思う。たぶん「班のグループワーク」と違うのは、それぞれちゃんと意見を持った上でぶつけ合っているからだ。みんな、真剣。
リアルでつまらない作業をしなくてはならないとき最近は、「ティアフェスの仲間と取り組んだらきっと楽しいだろうなぁ」と思うことがある。つまらない作業ですらそう思うのだから、そりゃティアフェスは楽しいよね。
できあがったティアフェスの規模や盛り上がりを考えたとき、スタッフとしての貢献度はとても小さい。
今書いていて思ったんだけど、もし、参加した人が同じように思っていたとしたら、それが集団の力なのかもしれない。自分だけでは為しえない、と参加している誰もが思うこと。必然的に生まれる感謝と尊敬。今はもう、集団の力を疑っていない。
何が言いたいかというと。
おかげさまで今年も楽しかったです。
ありがとう。