スムラの冒険日誌

おはようございます。前回の続きの日誌となります。
さて、前回ですが、

◆2chに書き込まれた中傷コメントも罪になる
◆罪状は「名誉棄損」「侮辱罪」「迷惑防止条例」など
◆訴訟に持ち込まれたケースもある
◆キャラ・IDのみでも実名と同じ扱いになる場合がある

というお話でした。今日は、

「どんな内容なら犯罪として問われるのか？」
「どんな罰則が設けられるのか？」

これについてお話したいと思います。

2chに書き込みされている内容を見て、自分のことが書かれていると分かった時、多くの方はショックを受けてしまうでしょう。場合によっては苦痛のあまり、体調を崩されてしまう方もいらっしゃるかもしれませんね？

さて、実際に犯罪に問える内容は何なのか？ということですが、これは【プレイヤー個人に関すること】なら内容によっては犯罪となり得るとのことです。つまりその情報を書かれることで個人、またはそのキャラクターが社会的信用を失墜させられるかどうか？ということが争点となります。

【具体的には】
・スムラは〇〇という精神病である→事実であっても名誉棄損
・「氏ね」→脅迫罪に該当。2年以下の懲役または30万円以下の罰金
など

※この他にもたくさんありますが、詳しくは専門家に判断を仰ぎましょう

そしてキャラクターが中傷された場合ですが、訴えた場合は、

◆名誉毀損罪（刑法230条に該当。刑事事件として立件が可能）
◆侮辱罪（刑法231条に該当。同じく刑事事件として立件が可能）
◆損害賠償請求（民法711条による民事事件）


これらを適用することが可能です。 【どうやって相手を特定するの？】
裁判所または警察により、掲示板へIPアドレスの開示手続きを行う
▼
プロバイダへ個人情報を請求
▼
相手を特定

※ネットカフェなどでも「その時刻に誰が利用していたか」で個人が特定可能です

民事訴訟（お金がほしい場合）なら損害賠償を請求。上限は100万円ぐらいまでだそうです。

刑事事件にしたいなら、警察に行って【刑事告訴】をします。被害届はあくまで「被害に遭った」という報告のみ。本当に相手を処罰してほしい場合は【告訴】となります。

気になる時効ですが、加害者を知った時から3年、不法行為（書き込み）があってから20年と言われています。

けっこう長いですね・・・( ﾟДﾟ) 間違っても絶対にやってはいけないことがあります。それは「書き込みをされて悔しいから、自分も2chに書き込む」という行為です。

あなたは悔しい気持ち、もしくは体調を崩して寝込むぐらい苦しい思いをされたかもしれません。しかし、書き込みをした場合、あなたも犯罪者の仲間入りです。

それに、こんな例もあります。 【スムラの例】
2016年4月14日。このキャラクターの自宅に、1通の手紙が届きました。差出人は知らない人。何だろうと思いながら開封してみると、

「これ以上の行動監視、および巨大掲示板への書き込みを止めないのならこちらも晒し返します。慎んでください（原文ほぼママ）」

まさに青天の霹靂。身に覚えのない内容で、「？？？」というマークで頭がいっぱいになりました。この時点で大体察しがついたのですが、【以前にフレンド登録していた方で、現在は事情があって登録を解除している】人のなかで、2chに何度も中傷コメントを書かれている方がいました。

理由はよく分からないのですが、その方は僕が【書き込みをしている犯人】だと思い込んでしまったようです。連絡をとって「自分ではない」と伝えるべきか悩みましたが、その人は自分のメインキャラのマイページを非公開にしていました。手紙を送ってきたキャラクターにフレンド申請をして話した方がいいのか？とも思ったのですが、自分から連絡をとるのもシャクだったのでそのままにしていました。

何人かのフレンドさんに相談したところ、わざわざGoogleで僕のキャラ名とIDを打ち込んで検索をかけ、

「今のところは書き込みされていない。大丈夫だよ」

と、心配して言葉をかけてくださった方がたくさんいらっしゃり、感激しました。その後、しばらく忘れていたのですが、数か月経ったある日ふと思い出し、

「そういえばあの件どうなったのかな・・・？」

気になったので検索をかけたところ、手紙が送られてきてから数日後の日付で多数の書き込みが見つかりました。スムラが具体的に何を書かれたのかは、ここに書くより僕の名前とIDを入れて検索した方が早いし詳しく分かると思います。 このように【犯人だと思っていたが人違いだった】場合、あなただけが損をすることになってしまいます。


・・・一気に書きました！

次回はこの件の後日談についてお話したいと思います。
それでは皆さん、また明日(^^♪