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ビギナーズラック

スムラ

[スムラ]

キャラID
: GF382-566
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 戦士
レベル
: 114

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スムラの冒険日誌

2017-04-27 00:51:15.0 2017-04-27 00:55:43.0テーマ:その他

星は見ていた~再掲~

1.ウェディが出てくる二次創作です。同人、キャラ崩壊が嫌いな方はブラウザを閉じてください。
2.過去に掲載した話の再掲です。重複の方はゴメンナサイ。 気がつくと僕は浜辺に立っていた。打ち寄せては返す波が、目の前に広がっている。

見慣れた光景なのに何か違和感を覚え、すぐその正体に気づいた。波の音がしないのだ。まるで急に世界から音が消えてしまったように、静かに波が寄せては引いていく。

ふと、風が吹いてきたのか、少し離れたところでヤシの葉が揺れるのが見えた。でも、頬や髪に触れたはずの風が感じられない。

一体どうしてしまったんだろう?

ざわつく胸を抑えながら、頭を抱え込む。声はしないけれど、誰かに呼ばれているような気がする。

呼ばれたと思う方向に視線を向け、僕はその光景に自分の目を疑った。

真っ先に視界に飛び込んできたのは、地面に倒れている自分の姿だった。目を閉じて蹲るような姿勢で横たわった僕の身体には、何かで切り裂かれたような大きな傷ができていた。そして・・・・・・

「ヒューザ?」

僕は呟く。

倒れている僕の傍に跪き、ヒューザは両手で包むように僕の右手を握りしめていた。必死の形相で、盛んに何かを話しかけてくれているようだ。でも、口が動いているのが見えるだけで、何も聞こえてこない。

やがて、僕たちに向かって、慌てた様子で駆け寄ってくる人影が2つ見えた。ルベカちゃんとラージャ神父様だ。

ルベカちゃんが何かを叫び、ヒューザの肩がビクリと震える。そしてヒューザを押しのけるように僕に近づいてきたラージャ神父様が跪き、唇が動いた。と思うと、次の瞬間、僕の身体の周りに緑色の魔法陣が浮かび上がった。何かの呪文を唱えたらしい。が、少ししてから諦めたように立ち上がり、首を横に振ってみせる。

ルベカちゃんがショックを受けたような顔で、その場に膝を折って座り込んだ。ヒューザは立ってはいるものの、茫然自失といった虚ろな表情を浮かべている。

「あの、待って!」

立ち去ろうとするラージャ神父様の背中に呼びかけると、ようやく気づいたのかラージャ神父様が振り返って立っている僕を見た。いや、正確には見ようとしたんだと思う。すぐ目の前に立っているのに、視線が宙を泳いだままで目が合わない。

「まだ、留まっているのか?」

返事が返ってくるのに、少し間があった。何と答えたら良いのか判断がつかずに黙っていると、ラージャ神父様は再び同じ言葉を繰り返した。

「お前はまだ、この世に留まっているのか?」 海に消えた祈り
https://www.youtube.com/edit?o=U&video_id=X9NhGuDBcFw

男声バージョン
https://www.youtube.com/edit?o=U&video_id=J6VGjGbm3KY

【水の民ウェディ】歌詞をつけて歌ってみた
https://www.youtube.com/edit?o=U&video_id=PltN2y04WnY
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