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ビギナーズラック

スムラ

[スムラ]

キャラID
: GF382-566
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 戦士
レベル
: 114

ライブカメラ画像

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スムラの冒険日誌

2017-08-07 00:45:25.0 2017-08-07 01:15:10.0テーマ:仲間モンスターじまん

〇〇は△△の裏返し※~前編~※

「マスターお願い。アタシをかくまって!」

突然訪ねてきたネビィオちゃんの懇願に、僕は目をぱちくりさせました。

知らない方のために説明すると、この子はモーモンの女の子でネビィオちゃんと言います。半年以上前にわが家を卒業し、今は猫島で猫たちの紛争を鎮めたり「ジュレットでゴミ拾いのボランティアをしている」という手紙を受け取っていました。だから今もどっかで楽しくやっていると思っていたんだけど?

「日替わり討伐も手伝うし、家事だってやるから。お願いお願い!」

「いや、急にこんな早朝に来られてそんな事言われたってさあ。とにかくちょっと落ち着いて」

僕は慌てふためきながらも、ネビィオちゃんをなだめました。だって、だって今、朝の6時半なんだもん!こんな風に騒いでいたら、近所迷惑です。 「すみません。そちらのモーモンは、ネビィオさんではありませんか?」

僕らが家の前で騒いでいると、上品な雰囲気のプクリポのお兄さんが門の前に立っていました。

「そうだけど。この子がどうかしたの?」

ネビィオちゃんはよっぽど顔を合わせたくないのか、寝たふりをしてそっぽを向いています。

「申し遅れました。私、この方の前のご主人の、知人の者です。その人が今、ネビィオさんを探していまして」

どうやらネビィオちゃんの知り合いと関係のある方のようです。 「ノフルさん、お茶を出してあげて。あと、朝食も3人分。カンタンな物でいいから」

「あら、あら。こんな時間にお客様ですか?」

立ち話もちょっとなと思ったので、上がってもらうことにしました。ノフルさんは驚きながらも、てきぱきとパンを焼いたりお茶を淹れる準備をしています。

「帰って、帰ってよ!今さら何の用事なのよ?」

「朝早くに申し訳ありません」

文字通りキーキーわめいているネビィオちゃんとは対照的に、お兄さんは申し訳なさそうに頭を下げました。

「確か僕は、ネビィオちゃんにとって3人目の主人でしたよね?1人目が人間の男性で、2人目がオーガのおじさんだったって。この子から聞いています」

「はい、そのようですね。私もそのように伺っています」

「人を使ってアタシのこと調べたのね、あいつ。悪趣味だわ!」

「ちょっとネビィオちゃん。話が進まないから静かにしててよ」

「だって……だって!とにかく帰ってよ~~!」

ずいぶん頑なな感じがするけど、なんでこんな態度を取るのかな? これはちょっと本人、もとい本モーモンから話を聞いた方が良いのかな?と思い、僕は使いの人に断ってから、ネビィオちゃんを連れて再び外に出ました。

「前のご主人と何かあったの?」

仲間モンスターは、基本的には一度自ら決めた主人の元を離れることはありません。それなのに「出てきた」ということは、何か理由があるはずです。それとも逆に、追い出されてしまったのかな?

僕は真剣な気持ちで聞いたのですが、ネビィオちゃんときたら、

「う、うん」

と言ったきり、黙り込んでしまう始末。これじゃ何も分かりません。

ああ、信頼関係がないとこういう時にツライな。どうしたものだろう?女性同士だし、ノフルさんを呼んだ方がいいのかな?僕が相手だと言いにくいことなのかもしれないし。

思い悩みながらウンウン唸っていると、

「笑わない?」

ネビィオちゃんがふと、気をつけないと聞き取れないぐらいの小さな声で尋ねました。

「笑わないよ」

僕はネビィオちゃんの目を見て答えました。まあ、実際はまだ聞いていないから、「たぶん」としか言いようがないんだけど。

「【そんなことで】とか、【お前にだって原因がある】なんて言って責めたりしない?」

「……たぶん」

あ、なんか自信なくなってきた。

「【これこれこーだから、今からでもちゃんと帰るべき】って言わない?」

「言わないよ。僕は意見を押し付ける気もないし、どうするのかはキミが決めることだ。誰にだって意志があるんだから」

大丈夫かな?僕。ちゃんとこの子の話を受け止められるのかな?

少し不安になってきましたが、ここでちゃんと聞かないと何かマズイような気がしてきたので、自信があるふりをすることにしました。僕が不安そうにしていたら、たぶんネビィオちゃんはもっと不安になってしまうよね。

内心ドキドキしながらも精いっぱい落ち着いた顔をしていると、

「あのね……あの人、アタシの最初のマスターの知り合いの人なんだけどね」

と、ネビィオちゃんはおずおずと話し始めました。
ドラクエ10で知り合ったフレンドさんから聞いた話を元に、曲作りをしています。よろしければ、【YouTube 天宮燿子】で検索お願いします。作詞したのと歌っているのが自分です。

また、ご依頼も基本無償で随時お受けしています。
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