『なんで俺だけ??』
そう私が言い放っていた頃には
僕のパラディンは三度目の床ペロに遭遇するのだった…。
時はつい三日前
場所はグランゼドーラ
僕はさっそうとパラディンでデメルゼの前に弁慶の如く立ちはだかるのだった。
開幕早々スカラで素早く自分の守備力を上げる。
ついでになかまたちの守備力も上げる。
もちろん装備は盾とステッック。
ラピッドステッキもかかさない。
傷ついたなかま、アタッカーさんたちの回復の準備は万端だ。
ベホイミ!
でも、私がそう呪文を唱えるより早く僧侶さんがベホイムをかけていた…。
お、おれは一体…(なに者?)。
じゃ、じゃあ必殺技『パラディンガード』だ!
黄色く光るコマンドを 素早く押して
パラディンの真骨頂である無ダメージ状態で
一気に、逃げていたステージのへりから、
一気にアタッカーさんたちが攻撃している
デメルゼ前まで走り寄る!
”ヘヴィチャージ!!”
そう、デメルゼと日本の国技である『相撲』をとるつもりだったのだ!
でも、デメルゼさんの大きさの前には
なすすべ中田。
よくある大相撲巡業先の子供とプロ力士の取り組みのように、
ひたすらあしらわれるパラディンの私。
その後、
私はデメルゼに目をつけられたのか、
とくに敵対行動もとらないのに、
三回連続 追われる身となるのだった。
『なんで俺だけ~??』
みんなが戦う上空に、
「そら、アンタが…鈍いからよ・・・。」
という言葉が浮かんでいたことは言うまでもないです。はい。
以上
『なんで俺だけ??デメルゼに追っかけられる』
でした!