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ぷりぷりのライバル

スイ

[スイ]

キャラID
: QZ535-105
種 族
: プクリポ
性 別
: 女
職 業
: 僧侶
レベル
: 130

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スイの冒険日誌

2015-04-07 18:50:15.0 2015-04-08 00:52:34.0テーマ:フレンド

ある日の冒険 (イメージ)

「小銭をいくらか稼ぐことに、興味はないか?」



彼がそう私に問いかけてきたのは、ある日の昼下がり。
いつものように討伐隊員としての任務を果たし、ギルドに顔を出して不足している木工品を納品し、昨夜の個人取引の結果を眺めて、さて一息つこうと思っていたちょうどその時であった。


金策やコインボス、割となんでも行きます。


確かに私は数日前、友人達にそのように告げていたことを彼の問いかけからしばらくして思い出した。


「君はどのくらいの金額で動く人間かい?」


彼はそう続ける。
どのくらいの金額-。つまりおおよそ1時間の間でどれ程の金を得ることができれば行動を共にするのか、と尋ねているのだろう。

悩ましい質問だ。なにしろ私はこれといってそう、「金策」と呼ばれる行為を能動的に普段行っていない。
討伐隊の手伝いを部下と2人で日々こなし、それに加えて暇があれば生産に使用する素材を山や野に採取しに行く程度。
特に豪遊するでもなく、節約できるところはして、たまにパァっと遊ぶ程度にはこれで特に困っていないのだ。
具体的に数値で示すとしたら、どれ程が妥当なのか・・。


「よければ少し、一緒に外へ出ないか。」
言葉を濁してる私を見て、彼はさらに続けた。
積極的に話を進める人柄はいつだって好感が持てる。断る理由はない。
二つ返事で承諾し、支度を整えて家を出た。


連れ出された先はある洞窟だった。
魔物の気配と天井から滴る水の音だけが辺りを包み込み、人間の先客はいなかった。特にこれといった財宝が眠っているわけでもなく、冒険心をくすぐられるような強敵の住処というわけでもないので当然であろう。顔見知りの冒険者に尋ねたとしても、「どこそれ?」と言われそうな辺境の地だ。
聞けばここである魔物を倒し、その報酬で小遣い稼ぎをしようと言うのだ。


「君もよく知ってるだろう、あの香水を使ってね。いつもは1人でやってるんだけど2人の方が効率的なんだ。来てくれて助かったよ。」


なるほど、この魔物は盲点だった。よく気づいたなと感心した。
確かにアレが貴重品でなくなった今、こうした金策行為が流行るのも十分納得できる。あいにく単体攻撃用の武器しか持っていなかったが、鞭などの範囲攻撃ができるものであればもっと効率は上がるだろう。
数ある対象の生息地の中でもこの場所のチョイスは絶妙であるし、今度友人達にも教えて一緒に来ようなどと思いを巡らせながら私は武器を構えた。


それからかっちり1時間の間、彼と談笑しながら蔓延る魔物をばっさばっさと倒していった。対象は弱く、またたっぷりと数がおり、短時間で次々と倒していく作業は単調ながらも爽快感があり楽しかった。



しかし-
終わってみると、稼ぎとしてはほんのちょっぴりであった。
お世辞にも多くなく、私が彼であっても同じように慌てて取り繕うだろう。

「ふ、普段はこれの10倍程度の稼ぎがあるんだよ・・。本当に。」

貴重な時間を無駄にさせてしまった、としょげる彼を見て私は笑った。
少し気を抜くとどんどん人との関係が希薄になっていく今、共に同じ場所で武器を携え話をし冒険する。とても有意義で楽しい時間だったよ、と。


それでも僕の気が済まない、とそこから今度は迷宮へ。
割と高価なコインを提供する彼の律儀さに苦笑しつつ自分も同じ物を祭壇に捧げる。

それじゃあお詫びの意味がないじゃないか-

ふてくされる彼を横目で見つつ、また笑いながら戦闘をこなして。
両手にいっぱいの報酬を数えてみると、なるほど。先刻彼が言ったような「いつもはこれの10倍くらい」。確かにそれ程の金額にはなるようだ。


「日記に今日のことを書くつもりなら、これも含めた金額を書いてよね。」


そう言う彼にまた笑い、その日の冒険はお開きとなったのだ。







(フレに誘われて転生金策に行ったら全然出なくてめっちゃしょっぱくてその後レアボス行きました。アッキー(笑))
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