※毎度、毎度すいませんが、DQ10とは無関係な話題が9割です※
2016年8月16日に全国劇場公開されたアニメーション映画作品
「 君の名は。 」 海外公開名は「 Your Name 」
かなり遅ればせながら、先日、初めて見ました。
結論から言うと、泣いた。ボロボロ泣いた。
若者特有の友情・恋愛、喜びや葛藤をベースに描きながら
不可思議な現象をきっかけに物語が大きく動いていく。
地方と都会の対比は「 静と動 」であり
伝統の神楽を守る・女性主人公の三葉
都会の変化の激しさゆえに留まることを知らない、
というより立ち止まることを許されない・男性主人公の瀧
この二人が夢を通して精神の入れ替わりを体験する。
夢とは古来から「 天からの啓示 」であり、
実際に私たちが体験する夢は「 時間や空間 」を
容易に超越して現れる。そして、すぐ消える。
(儚い、とは人の夢と書かれるのはそこから来ているのだろうか)
ゆえに「 精神が入れ替わる 」というビックリ設定を
視聴者は比較的簡単にちょっと不思議な事として受け入れて
物語に入り込むことができる。
うまい、素人の私が言うのも失礼ですが、この状況設定が上手い。
そして、さらに素晴らしいのは
「 実は二人の時間そのものがズレていた 」ということがのちに発覚する。
物語の要所に「 ヒント 」は散りばめられているのだけれど
視聴者は気付いているような・気づかないようなまま真実を知る。
「 そうだったのかーーーーーーーー!!!!!! 」と愚鈍な私は声を出して驚いた。
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ドラゴンクエスト10の主人公である私たちも「 時間と空間 」を越える血統固有能力を持つ。
この能力だけは神のチカラも及ばない不可侵性があるけれど、
それは同時に唯一性、つまりは孤独でもあることになる。
神も勇者も友達も恋人も、誰も一緒に連れては行けない。
10年を経てなお続く長い旅路の果て、その終着点に待つのは誰なのか。
そこで私たちはきっと尋ねるのです「 君の名は? 」と。
なんちって
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ちなみに海外版の「 君の名は。 」において
ラストシーンのセリフはやっぱり「 (ask) Your Name ? 」なのだろうかしら。
正確には Can I か May I か?