(ルシアンヌとザックスが話しをしている中、外から激しい大砲の音が!そして謎のオーガが部屋へ入り込んできた!)
謎のオーガ
「ルシアンヌ様、大変なのだ!」
ルシアンヌ
「あなたは"機工士のシド"殿では!
外が騒がしいようですが、いったいどうしたのですか!?」
シド
「先ほど見張塔の巨大望遠鏡から、光の侵蝕によって凶暴化した魔物の群れを確認したのだ!
まもなくして、別の群れが川の向こう側にあるリーネ村を壊滅したとの報告もあるのだ…!」
ザックス
「何だと!?
…ここアストルティアは魔界よりも闇が弱い。
その影響で光の侵蝕が思っていたよりも早いのか!
シド殿、グランゼウスの守備は!?」
シド
「城下町の住民は少しずつ城内へ避難させているのだ!凶暴化した魔物の群れはウルトラ大砲で対応しているけど、城門が破られるのも時間の問題なのだ…!!」
ザックス
「ルシアンヌ様、もう時間がありません!
ここは我々にまかせて、あなたは光の世界へ!!」
シド
「…なのだ!!」
ルシアンヌ
「そうね!とうとうこの時が来た!
私が留守の間、グランゼウスはまかせたわ!!
(勇者バーリス様、私には分かる。あなたはいつも私を見守ってくれていると…!)」
ザックス
「ルシアンヌ様、どうかお気をつけて…!」
シド
「…なのだ…!」
こうして稲妻の勇者ルシアンヌは、魔王よりもひと足先に光の世界へ向かった!!
To be continued...
次回『光の世界へ 後編』ご期待下さい^^