※なりきりプレイの一環です。苦手な方はここで
お閉じください。
依頼が見つからないのであれば、いっそ霊界通信機を常時つけておいて待っておき、霊からの依頼を受けるのはどうだろうと考えた。私はさっそく、何故だか
組み上げた時からノイズが鳴り止まない霊界通信機を起動した。
しばらくすると、ずっとノイズが鳴り響いていた
霊界通信機は急におとなしくなり、静かに語り
始めた。私を成仏させてくれ、と。
依頼主いわく、長いこと未練やら現世への執着やらで成仏せずにアストルティアでの生活を謳歌して
いたが、いよいよ飽きがまわってきたとのこと
らしい。
私は彼...彼女?にその未練とは何か聞いてみた。
依頼主は長いこと過ごし過ぎて、もう自分でも分からないと言った。
これはなかなか厄介なパターンだ。一ミリたりとも
覚えていないとなると、一度身元を確認し徹底的に
その人物について調べあげ、未練だと考えられるものをしらみ潰しに試していかなければならない。
私は依頼主に名前、生前の住所、関わりのあった人物etc...を聞き、手元にあったメモにまとめた。
どうやら女性らしく、名前をフロディッテといった。私はそれらの情報から彼女の身元を洗い出すことに
した。