※なりきりプレイの一環です。苦手な方はここで
お閉じ下さい。また、バージョン5のネタバレも
含まれます。ご了承下さい。
一日経ったが、やっと身支度が終わった。これで
魔界へと旅立つことができる。
しかし盾島だったか。あんなところに魔界へと通じる道があったとは。思っていたよりも身近なところに
あったことに、私は正直少し戸惑った。
着いた。魔界への道だと思って見たら、いつもより
荘厳な感じが増したように思えた。
中は湿っぽく、そこそこ強い魔物も多かった。
下手をすればここで命を落としかねない。
私は息を潜めて進んでいった。
だいぶ深いところまで来た気がする。下の方に見えるのは何だろうか。迷路のような物が浮いている。
行ってみると、妙な色をした床があった。
何人たりとも好奇心だけには抗えぬ、私はついその
床を踏んでみた。
すると全身がひっくり返るような感覚に襲われた。
すごい酔った。
数分の間酔った後、周りを見渡してみた。
何だか雰囲気が変わったような気がする。
しかし、ここが最深部だというのなら魔界はいったいどこにあるというのだろうか。
ガッカリした私は、元来た道を戻って家で大人しく
していようと思った。
驚いた。洞窟から出たら私の知るアストルティアは
どこにもなかったからである。まさかこの短時間で
世界が終焉を迎えたとは考えにくい。
どうやらここが魔界のようだった。
とりあえず疲れた私は、幸運なことにすぐ近くに
あった宿屋で休むことにした。
ひょっとすると人間だと知られたら取って食われる
のではないかという妄想から、念のために顔は隠しておいた。
地面が冷たい。