※なりきりの一環です。苦手な方はここでお閉じ
下さい。
ついさっきやっと意識を取り戻した。恐らく、いや
確実にここは冥界なのだろう。何だか景色は霞がかったかのように淡い色合いをしている。現世はもっと
ビビッドだったはずだ。間違いない、ここは冥界だ。
冥界といえども、別に雲の上にあり常に後光が差しているというわけではない。むしろアストルティアと
そっくりなのだ。色合いが一緒であればもう見分けもつかない位に、それはもうそっくりなのだ。
おかげで迷子になって路頭に迷うなんてことは起こり得ないから、そこは安心である。
でだ。用があるのはここ冥界の最も奥。つまりここには何の用もない。というわけでさっさと奥の方へと
歩いていくことにしよう。