レニィアーゼの冒険日誌

ギルザット地方

かんべえ「仲間・・か・・・」

かんべえ「世界の命運の救いを勝手に決められて、お前にしかできない
　　　　　だから戦えと？いい迷惑だ」

かんべえ「仲間なんて捨ててきた・・そうしないと
　　　　　戦う運命に引き込まれていく
　　　　　自分が、わかる・・私は普通に人並みに生きて」

かんべえ「よろこんだり悲しんだり笑ったり泣いたり
　　　　　誰かと恋して人として生きたかったんだ・・・」

かんべえ「力があるから戦え？なら・・私は力なんてほしくなかった・・・」

　　　　　　　　こんなところにいたんだ？かんさん？？

かんべえ「シェインか？」

シェイン「ずっとフレもログアウト表示だったんで
　　　　　どこに行ったのかと思ったじゃないですか？
　　　　　アスも心配してますよ？」

かんべえ「戦う運命に引き込まれ世界の重さを背負い
　　　　　自分の失敗は世界の滅亡を意味する悲しき運命の人間」

シェイン「ラフィスさんから聞きました
　　　　　かんさんが”ウォーリア”を創りださないと
　　　　　”ルガスタ”の世界と、そこに住む６０億者、人間が死滅する」

かんべえ「シェイン？お前が私の立場だったら、どうする？」

シェイン「正直・・考えたくもないです・・・」

かんべえ「なんで普通に生きられないんだろうな
　　　　　なんで戦わなきゃいけないんだろうな・・・」

シェイン「・・・・・・・・・・・・・・」

かんべえ「背負う物も重すぎて・・戦えだなんて・・・」

シェイン「あの人の盟友として共に世界の重さを背負い
　　　　　平和な世界を勝ち取ることに成功した
　　　　　そうなんでしょ？かんさん？？」

シェイン「かんさんも勇者なんですよルガスタに生きる人たちにとって」

かんべえ「だから・・それが嫌だと・・・」

シェイン「だったら戦うことなんてやめればいいんじゃないですか？」

かんべえ「なに！？」

シェイン「ルガスタの世界も６０億の人間も、
　　　　　どうでもいいじゃないですか？」

かんべえ「シェイン！おまえ！？」

　　　　　　　この言葉に怒りをあらわにするなら
　　　　　　　あなたは見捨てられるはずがないんだ

かんべえ「！！！！！！！！！！！！！」

シェイン「だから悩むんでしょ？かんさん？？」

かんべえ「・・・・・・・・・・・・・・」

シェイン「さてフォレスドン２５匹　討伐完了
　　　　　家にゴールド入れないとな」

かんべえ「まだ、そんな討伐してるのか？」

シェイン「これが、かんさんと出会えたことの原点ですからね
　　　　　なぜか知らないけど、この討伐を買っちゃうんですよ」

シェイン「僕には・・大事な思い出だから・・・」

　　　　　　　　きっと仲間も許してくれますよ

かんべえ「・・・え？」

シェイン「そこから始めたらどうです？」

シェイン「許してほしいって言わないと伝わらないですから」