はじめるか。それしかやつを説得できない。
グレン住宅村 深夜
そこには月色の輝きが辺りに広がっていた
あなたも、ここに来たのねアキ・ルナフェクト
アキ「メアリー君も来ていたのか?」
メアリー「彼を説得するには、これしか手段はないもの」
メアリーの周囲に海色の輝きが広がっていく
そして、それはアキの月色の輝きに交じり
幻想的な世界になっていた
その輝きに目が覚めたアスフェイア
アスフェイア「なに・・なんなの これは
すごく神秘的な輝きに辺りがつつまれて・・・
まるで夢のような世界にいるよう・・きれい・・・」
アスフェイアは、その輝きに魅入りられていた
その輝きに気づいたのか、かんべえも目を覚ます
アスフェイア「かんえべ?そこにいたの??」
かんべえ「・・・・・・・・・・・・・・・・」
アスフェイア「かんべえ?」
アキ「会いたかったぞアルゼリア?」
アルゼリア「アキまでも来ていたか?」
アキ「時は迫っている。零の虚空も保って1年というところだ」
メアリー「アルゼリア?あなたが私たちのウォーリアを
調和してくれないとルガスタは・・・」
アルゼリア「その程度の奇跡と、その程度の想いで
調和してやっても、ろくなウォーリアしかできん」
アルゼリア「それに熱情を持つアズベス・バードレは、どうした?」
アキとメアリーは言葉が見つからなかった・・・
アルゼリア「世界の総意が可能になったとしてもアワテイルも
見つけ出せんようではエンド・ワールドには勝てない」
アルゼリア「あせる気持ちは、わかるが奇跡と想いだけでは
どうにもできない」
アキ「・・・わかった」
その美しくも幻想的な光が辺りにただよっていたのが
ゆっくりと消えていく。そしてアキとメアリーは去った。
かんべえの異変に今、気づいたアスフェイア
アスフェイア「かんべえ!ちょっと、どうしちゃったのよ
かんべえ!?」
アルゼリア「・・・・・・・・・・・・・・・」
アスフェイア「かんべえってば!?」
かんべえ「どうしたアス?」
アスフェイア「どうしたって、かんべえがわけのわからない人と
わけのわからない話してたじゃん!?」
かんべえ「なんかの夢でも見てたんだろ?もうアスも寝ろ
明日も討伐、買ってゴールドを家に入れないといけないし」
そう言い、かんべえは寝室に入っていった
アスフェイア「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
あの神秘的な輝きにつつまれて・・・
あの人たちはなんだったの??
あの輝きは確かに美しくキレイだった
魅入ってしまったもの・・でも・・・・
その輝きから伝わる悲しみはなんなの・・・
プクレットの村
アルゼリア「もう・・逃げられないってことか・・・」