ルガスタ 王都グレンハム 王宮 中庭
アキ「メアリー・・・」
戦争が楽しかったって本当か・・・?
メアリー「・・・・・・・・・・・・・」
あの時の私を見て、そう言ってるのアキ?
アキ「あのとき?」
メアリー「今から7年前。フェルク騎士団訓練生の武術大会の決勝
私とアキの試合」
メアリー「私は、あの時、アキと戦うことで喜びを感じていた
私の、すべての力を引き出せ戦いあえる喜び
戦士としての陶酔を感じていたわ」
メアリー「それにね。相手がアキだったから、その戦いは楽しかった」
メアリー「でも・・戦争は違う・・・
私が何を言われて、いま、ここにいるかわかるアキ?」
グレンハム王国 王宮の間
遡ること1時間前
ラフィス「さすがだなメアリー。よく少ない損害で100の兵にも及ぶ
第3人類を撃退してくれた。こちらの損害は死者3人ほどだ」
メアリー「・・・・・・・・・・」
ラフィス「褒章は軍本部と話し合い、それに見合った物をだす
ご苦労だったメアリー。身体を休めるがいい」
メアリー「・・・はい」
王宮 中庭
メアリー「私の采配で3人も死者がでたの・・・
ラフィス王は”少ない損害”と褒めてくれて褒章もでるようよ
でも・・私は私の手で3人の人生を終わらせてしまった・・・」
アキ「メアリー・・・」
メアリー「しかも敵とはいえ100人の命も奪ったのも事実だわ!!
戦争なんて大嫌い!人殺しなんてしたくないわよ!!」
今にも泣きだしそうなメアリーを見て
アキは、そんなメアリーを抱きしめた・・・
アキ「ごめんな・・変なことを聞いて・・・」
メアリー「アキのことだもの・・戦争を楽しいと言ったら
私が間違った道を行かないように正そうとしてくれたんでしょ?」
アキ「ああ・・・」
メアリー「アキ・・ごめん・・このまま思いっきり泣いてもいい?」
アキ「ああ・・好きなだけ泣いていいよメアリー・・・」
メアリー「ううううううう!うわああああああああ!!」
アキ「つらかったんだな・・仲間の死も敵の死も全部メアリーが
やりたくて、やったんじゃないよな・・・」
アキ「だいじょうぶだメアリー・・俺が、お前と居てやれる・・・
気が済むまで泣けばいいさ・・・」
メアリー「うああああああああああああ!!」
その様子を遠くから見えてしまった
アズベスとアルゼリア
アルゼリア「総指揮官として、あれほどの力がありながら
人の死に弱いなんて・・そんなふうに思えなかった・・・」
アズベス「メアリーにとっては人殺しの才能に思えてしまうのだろう
それに・・・」
アルゼリア「それに?」
振り向いてもくれないのは、わかってるけど
なんで、こんなに苦しいんだろうな・・・
アルゼリア「・・・え?」
アズベスは、その場を去って行った・・・
アルゼリア「・・・いろいろと複雑みたいだな
みんな・・・泣いているよ・・・」
なんで・・殺し合わなければ・・いけないんだろうな・・
グレン住宅村
アスフェイア「ジュレッド サーバー1でナンパされちゃった(#^.^#)」
シェイン「フ~ンそんな物好きな人間がいるんだね」
アスフェイア「ブチ!」
アスフェイア「ガブシュウウウウウウウウウウウ!!」
シェイン「ぎゃあああああああああああああああ!!」
シェイン「・・・バタ」
悲しみのシェイン・・・??