レニィアーゼの冒険日誌

ルガスタ　グレンハム王国　王宮　軍議の間

　　　　　　そこにはアルゼリアによって
　　　　　　アキ、メアリー、アズベスが集まっていた

アキ「なんだアルゼリア？俺たちに言いたいことって？」

　　　　　　　　アルゼリアは刀を抜刀した！！

メアリー「そんな物騒な物を持ち出して急にどうしたのよ？」

　　　　　　　　　みんなには覚悟があったのか？

メアリー「・・・え？」

アルゼリア「その手に武器を持つと決めた瞬間に誰かを斬る覚悟を？」

アキ「なにを言ってるんだアルゼリア！！」

アルゼリア「私たちが戦っている相手は誰だ！
　　　　　　この世界とルガスタを滅ぼしに来る悪魔、第３人類とだろ！
　　　　　　そのまま何もせずに滅ぼされてもいいのかあ！？」

　　　　　　　　その気迫を張ったアルゼリアの言葉に一同、黙り込む

アルゼリア「メアリー？たった３人が死んだことで、うろたえてるんじゃない
　　　　　　戦争をすれば人は死ぬ！世界と第２人類のすべてを守るために
　　　　　　第３人類も場合によっては滅ぼさなければならない！！」

メアリー「私は・・戦うことが嫌いで私の武器で誰かを傷つけて・・・
　　　　　こんなことしたくない・・でも！こうしなければ守れない
　　　　　・・・だから！戦っているって・・自分に言い聞かせて・・・」

アルゼリア「今日の戦争のメアリーの指揮を見て見事だとは思った
　　　　　　それゆえに惜しいが覚悟も決められない人間に
　　　　　　総指揮官をさせると軍全体を巻き込んだ滅びを招く！！」

メアリー「・・・・・・・・・・・・・・・・」

アルゼリア「戦う覚悟も誰かを斬る覚悟もないのなら一般市民に戻れ
　　　　　　戦場にいられるだけ邪魔だ！！」

アキ「おい！アルゼリア！！」

メアリー「いいのよアキ！！
　　　　　アルゼリアの言う通りよ・・彼は間違ってない・・・
　　　　　逆に間違ってるのは私なのよ・・・」

　　　　　　　そう言ってメアリーは軍議の間から出て行った・・・

アズベス「メアリー・・・」


グレンハム王国　王宮の廊下

　　　　　　　憎まれ役も大変だなアルゼリア？

アルゼリア「アズベス・・わかってくれてたのか
　　　　　　すまない・・私はお前の想い人を・・・」

アズベス「いや・・いつか俺が言わなければと思っていた・・・
　　　　　だが嫌われるのが怖くて言えなかった・・
　　　　　だから、むしろ、はっきりと言ってくれて感謝している」

アズベス「なんで滅ぼし合わなければならないんだろうな
　　　　　俺も覚悟は決めてるけど滅ぼしに来なければ
　　　　　俺も第３人類を滅ぼさずに済むのにな・・・」

アルゼリア「言葉が通じる相手ならば、戦わずに済むのにな・・・」


グレンハム王国　王宮　廊下

アキ「なあ・・ルナフェクト・・・」

　　　　　　お前の奇跡でも、この戦争を平和に解決・・・
　　　　　　できないか？

ラフィス「あまい夢を見てるのだな？」

アキ「ラフィス？」

ラフィス「メアリーには、すまないことをした
　　　　　彼女の性格から、たった３人の犠牲などとな
　　　　　王である立場が故に、ああいう言葉を
　　　　　言わなければならなかった」

アキ「ラフィス・・重い重責だよな・・・
　　　お前の親父のこと・・怒ってないのか・・・？」

アキ「戦う運命に引き込まれ世界の重さを背負い自分の失敗は
　　　世界の滅亡を意味する時代に選ばれた悲しき運命の王ラフィス」

アキ「お前の親父は、その悲しき運命の王になりたくなくて
　　　ラフィスに、とっとと王位を継がせて逃げ出したのに・・・」

ラフィス「ルナフェクトに選ばれたアキのほうが、よっぽど重責だろ？
　　　　　ルナフェクト、フェルフィスカ、バードレによって
　　　　　第３人類の脅威から救われるとアワテイルに示されてる」

アキ「なあ・・ラフィス・・・？」

　　　　　　　普通に・・生きられるって良いな
　　　　
　　　　　　　ああ・・よっぼどだな・・・

ラフィス「アキ？今日、お前はメアリーについててやれ？」

アキ「そうだな・・メアリーには、きつい１日だったな・・・」

　　　　　　　なんで・・そんな重い物を背負って
　　　　　　　戦わないといけないんだろうな・・・

グレン東

　　　　　　アスフェイア　スライムべスと戦闘に入った！　　　　　
　　　　　　だが、スライムべスは眠っている・・・
　　　　　　アスフェイア　バトルマスター　レベル９３！！

アスフェイア「・・・・・・・・・・・・・・・・」

　　　　　　　　なんで・・戦わないといけないんだろ・・・？？

シェイン「・・・戦わなくてもいいから、その戦闘から離脱してあげれば？」