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思い出の星巡り

レニィアーゼ

[レニィアーゼ]

キャラID
: ME080-280
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 133

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レニィアーゼの冒険日誌

2016-07-20 00:49:49.0 2019-11-02 05:13:08.0テーマ:その他

希望と嘆き   17話

ルガスタ グレンハム王国 王宮の廊下

アキ「メアリー?」

      その名前を呼ばれて立ち止まるメアリー

メアリー「・・・・・・・・・」

アキ「メアリー・・・」

       なんで私が戦場で笑っていたか、わかる?」

アキ「・・・・・・・・」

       そうでもしないと・・壊れてしまうから・・・

メアリー「(・・・なんでアキは)」

アキ「本当に心から笑ってるのではない
   そうしないと・・メアリーの心が壊れてしまうから・・・」

メアリー「(・・・いつも私の心にするどいんだろう)」

       アキに身体を預けたメアリー

アキ「メアリー・・・」

メアリー「・・・ねえ・・アキ?今日はずっと
     私の側に居てくれないかな・・・」

アキ「あぁ。」

王宮 中庭

アズベス「・・・・・・・・・・・・・」

      メアリーは俺を見ていない。そんなことは
      7年前からわかってる

アズベス「願ってもかなわない・・・
     振り向かそうとしても・・想われてないのなら・・・」

アズベス「なんで・・メアリーを好きになったんだろうな・・・」


ルガスタ とある場所

      そこに仮面のつけた2人の男がいた

ディア「そうか。第2人類は第3人類の襲撃を撃退したか」

ウィズ「だが、メアリーちゃんは、戦争に心が向いていない
    泣きながら戦ってたんだろうな」

ウィズ「そろそろ、この仮面もとって世界に知らしめる時ではないか?」

ディア「私たちの存在は”希望”と”嘆き”だ。まだ”予感”の段階で
    足踏みしてるやつらもいよう。だが私たちが仮面を取り
    世界に姿を現したらそれは”決定”になる」

ディア「まだ仮面を取るのは早い。世界を混乱に巻き込みかねない」

ウィズ「つまり世界が、まだ覚悟を決めてないと?」

ディア「これから第3人類も攻撃の手を緩めないだろう
    窮地に追い込まれた時に人は覚悟をする
    そのときが来るまで仮面は外せないさ」

      ずいぶんと慎重な姿勢ですねディアさんにウィズさん?

ディア「たしかアルゼリア・クロースンか?」

アルゼリア「とっとと、あなたたちの手でルガスタを
      救ったら、どうです?
      やろうとしたら、アキたちより
      あなたがたのほうが世界を救えるのでしょ?」

ディア「過去の亡霊に、いつまでもしがみつくようでは
    本当の意味で今を生きる人は前に進めない」

アルゼリア「傍観者でありたいのか?」

ディア「私は、この世界に生きる者たちの手助け程度しかできない人間だ
    私たちが、この世界で深く関わってはならない
    君たちの時代は君たちで切り拓くべきだ?」

アルゼリア「たとえ”嘆き”を世界にふりまこうが
      この世界に今を生きる人間は”覚悟”を決めるべきなんだよ
      それとも覚悟を決めてないのは、あなたたちか?」

アルゼリア「第1人類 アワテイルに第2人類の世界を救うことを
      頼まれた者たちよ?」

ウィズ「(こいつ!どこまで知ってやがる!!)」

ディア「君の言うことも正しい。だが世界が本当に覚悟を決めた
    ”その時”が来るときに私たちも動き出そう」

アルゼリア「タイミングを見誤るなよ?すべてが手遅れになってからじゃ
      遅いのだからな?」

        アルゼリアは去って行く・・・

ウィズ「あの男!どこまで俺たちのことを知っている!?」

ディア「どうやら近い未来に、この仮面を取り世界に
    姿を現せなければならないようだな」

ウィズ「俺たちが誰か、わかってるような言いようだったな」

ディア「そうだな・・・」

     
グレン住宅村

アスフェイア「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

        バランスパスタを見つめるアスフェイア・・・

シェイン「どうしたのアス?」

アスフェイア「・・・いつ買ったかわからない料理なんだけど」

シェイン「・・・・・・・・・・・・・・・・」

アスフェイア「食べても・・だいじょうぶかな・・・?」

シェイン「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

       僕だったら・・食べたくないな・・・
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