ルガスタ ファイブタウン 光魔法使いの住処 昼
エイリム「なにが魔法使いだよ?」
メアリーの周囲に光のオーラ
舞い上がりメアリーの中に入っていく!!
メアリー「エンドレス・ウィンド!!」
疾風のような速さで刀で斬りかかるメアリー!!
疾風のような2つの人間がぶつかっては
はじけあい、さらに、ぶつかる!!
エイリム「てめえ!なにが魔法使いだよ!思いっきり剣術で
攻めてきやがって!?」
メアリー「別に魔法使いだからって剣術ができないという
わけでもないでしょうに?」
そのメアリーの突進でぶつかり
後方に飛んだエイリム!!
エイリム「くっ!」
エイリム次の行動のモーション
メアリー「刀で構えて私の攻撃を受け止めるのかしら?」
エイリム「てめえ!やっぱ1つ先の未来が見えているだろ!!」
メアリー「見えてはいないわ。音を聞いて計算してるだけ!!」
メアリーの攻撃を構えて
刀で受け止めるエイリムだったが
メアリーが突如、作りだした”魔法剣”で
エイリムの刀を通過し、その魔法剣の攻撃をくらう!!
エイリム「くっ!」
メアリー「これで勝負がついたわね降参しなさい?」
エイリム「復讐に駆られて関係の無い人間まで殺すやつなんかの
言うことを聞けるか!!」
メアリー「ああ~ここに倒れてる兵士50人のこと?」
それなら、しばらくしてから目を覚ますでしょうね
エイリム「・・・え?」
メアリー「私の感情魔法で”恐怖”と”爆音”を聞かせて
のびているだけよ。そこの兵士たちは」
エイリム「なんだと・・・」
メアリー「関係の無い人間も殺せるわけないでしょ?
私はカラヴェル・ヴィーナにはなりたくない」
エイリム「なるほど・・全部、僕の負けだよ・・・」
メアリー「1つ聞いていい?あなたは本当に
私の一族を滅ぼすのに加担した人間なの?」
エイリム「答えはノーだ」
メアリー「だったら、なんで、さぞかし加担したかのような
言い回しをしたの?」
エイリム「止めたかったからな・・復讐に駆られて・・・
復讐しようという人間をな・・・」
復讐なんて、ただ悲しいだけだぞ?
メアリー「・・・・・・・・・・・・・・」
エイリム「僕は復讐をしたことがある。そして家族や恋人親友の
仇をとったことがある・・だけど・・・」
家族や恋人親友が生き返るわけでもない・・・
エイリム「復讐の先に僕が見たものは」
もう・・なにも、やることが無い事・・・
メアリー「・・・あなた」
エイリム「もう・・このまま死んでしまおうと思ったさ
だから・・同じ道を行こうとしてる君を止めに来た」
メアリー「復讐は・・ただ・・悲しいだけか・・・
復讐の途中に生きている私には、その光景を知らない」
エイリム「知らないほうが良いんだ。君は知りたいのか!!
この深い絶望を!?」
エイリム「メアリー!このままだと僕と同じ絶望を見ることになる!!
その絶望を見てしまったら仲間にところに帰れなくなる!!
それでも君は!?」
どう感じるかは、その人間次第なんじゃないかな?
エイリム「・・・・・・・・」
メアリー「私は絶望しない生き方を選ぶわ
ありがとう私を止めに来てくれて。優しいのね?」
それが・・クルーゼ・クロスナーの
最後の遺志だったからな・・・
メアリー「・・・え」
グレン住宅村
シェイン「いえ~い!ドラクエ4周年!!」
アスフェイア「・・・うん」
シェイン「ジュレッド、サーバー21は人でお祭り騒ぎだったね?」
アスフェイア「かんべえが・・いなかったのが・・さみしいかな・・・」