ルガスタ ファイブタウン 光魔法使いの住処 夕方
メアリー「・・・アキたちのところに・・・
帰れなくなるですって・・・?」
メアリー「・・・それって・・アキ達が・・私が復讐で
カラヴェルを殺したら・・そんな人殺しはいらないと・・
私を忌み嫌い・・私を遠ざけるの・・?」
アキ「ちがう」
メアリー「だったら!仇を討たせてよ!殺させて!!
私の、すべてを奪った、このカラヴェルっ
ゲス野郎を殺させてよ!!」
パアン!
メアリー「・・・アキ」
メアリーの頬を平手打ちしたアキ
アキ「例えメアリーがカラヴェルを殺したことで
俺たちのメアリーを想う心は変わらない・・
変わってしまうのはメアリーの心なんだ・・・」
メアリー「どういうこと・・・?」
アキ「復讐という狂気に心が奪われてカラヴェルを殺したとき
メアリーの中の悪魔がメアリーの心を縛る
私の手は血に汚れてる・・みんなの元に居られない・・・
私のような人間が誰かと一緒に幸せになれない・・・」
アキ「そうなってメアリー自身が俺たちを遠ざけてしまう
そして俺たちの元から去って俺たちの所に帰れなくなってしまうんだ」
アキ「俺は、そんな悲しいことがあってほしくないだけだ!!
メアリーが心から大切な仲間だと強く思うから!!」
そのアキってやつの言う通りだぜメアリー?
メアリー「あなたは・・エイリム・・・・?」
エイリム「仇を討った僕も、いつの間にか大切な仲間の元に
帰ることができなかった・・・
この手が血に汚れてる僕がみんなの場所に居るのが
恐ろしくなってしまった・・
いつか嫌われるんじゃないかと・・・
そう・・この手で人を殺してるんだ・・・
だから・・・孤独になってしまおうと考えるようになった・・」
メアリー「・・・エイリム」
エイリム「そのアキってやつ・・本当に良い仲間だよな・・・
復讐でカラヴェルを殺すことは、そのアキとの・・・
仲間との永遠の別れを意味することになる・・・
メアリー!君は本当にそれでいいのか・・・?」
メアリー「(・・・アキと・・仲間たちの永遠の別れになるの・・・)」
そのときサイレンが鳴り複数の車がやってきた
アルゼリア「やっと来たか?この今のカラヴェルなら
ファイブタウンの地元警察でも確保できるだろ」
警察「世界的に名高いストーリー所属の方に、ご助力
痛み入ります。このカラヴェルは責任をもって
確保し今後の裁判にかけたいと思います」
アキ「メアリー?それでいいよな?」
メアリー「・・・・・・・・・・・・・」
アキ「俺たちと一緒に笑いあって楽しんで泣いたり悲しんだり
メアリーが仇を討たなければ、そういうことができるんだ
俺もメアリーと、そうなって生きていきたい
カラヴェルも裁きは受けるさ。だから、
これで終わりにしようメアリー??}
メアリーは、ただ座り込んで、静かにうなずくだけであった
恐怖で気絶したカラヴェルは警察に連行され連れて行かれた
ルナ・ファルバトスの架空空間から戻り
現実の世界に戻っていた。架空空間は過去の出来事だが
その過去の出来事で歴史は変わり
警察に捕まりカラヴェルは裁きをを受けることになった
それから5日の時が流れた
ルガスタ グレンハム王国 王宮 中庭
アキ「カラヴェルは終身刑になっていたのか」
アルゼリア「カラヴェルは極刑を望んだらしい
だが、死ぬまで独房のなかで捕まって
生きるほうがカラヴェルには苦痛となるらしく
裁判で、そういう処置がとられたらしいな」
アキ「それを許さないか。良い判断だと思うよ
己のした罪深きことを、ずっと悔いていればいいさ」
アルゼリア「だが、メアリーは、ずっと上の空さ」
アキ「そうか・・・」
そしてメアリーが居る場所へとアキは行く
アキ「メアリー?少し話をしないか?」
メアリー「・・・アキ」
グレン住宅村
アスフェイア「早く学園実装されないかな」
シェイン「学校は僕は良い思い出ないんだよな・・・」
アスフェイア「それも幸せなことだよシェイン?
私は病気で満足に学校すら行けなかったから
今回の学園は、すごい楽しみ♪」
シェイン「そっか・・・楽しければいいよね」
アスフェイア「うん♪」