ルガスタ グレンハム王国 王宮 中庭
メアリー「・・・・・・・・・」
アキ「メアリー?どうした??」
メアリー「・・・・うんとね」
アキ「うん?」
メアリー「本当に・・これで良かったのか、わからないの
私は死んでいった家族や仲間たちに仇を討つと決めて・・・
でも・・それができなかった・・いえ
それはできたはず・・でも、できなかった」
メアリー「怖くなったのよ・・また・・一人になるのが・・・
アキ達と一緒に居られなくなったら・・私・・・」
メアリー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メアリーを抱きしめて手でメアリーの
頭を優しくなでるアキ
アキ「怖かったな・・すごく怖かったな・・・
でもさ・・もう、安心していいんだぞ・・・」
メアリー「うん・・・」
メアリー「なんか立場が逆転したわね・・・」
アキ「うん?」
メアリー「私のほうがアキをなぐさめてることが多かったのに・・・
少なくとも10回以上は泣きじゃくるアキを
なぐさめていたのに・・・
アキに、なぐさめてもらうなんて思わなかった・・・」
アキ「いつもメアリーは俺をなぐさめてくれたよな
俺の心が弱いから何かで俺が迷うと間違ってないからって
笑顔で、そう言って、なぐさめてくれる・・・
そんなメアリーに、俺は、いつも救われていたんだ・・・」
メアリー「うん・・・」
アキ「もうメアリーは、どこにも行かないよな?
ずっとさ・・俺が迷うと優しく、なぐさめてくれるよな?」
メアリー「うん・・・」
アキ「でさ?たまには俺も、なぐさめてやるからな
メアリーは仇を討たずに俺たちと一緒に居られる道を
選んでくれたんだから・・・」
メアリー「ちがうわよアキ?私が、怖い道に引かれそうになったのを
アキが連れ戻してくれた・・アキが居たから
今の私が居られるのよ・・・」
アキ「メアリー・・・」
私の復讐はおわったわ
アキ「そっか・・・」
メアリー「どんな時でもアキと一緒に居たいから
今度は私がアキを、もっとなぐさめてあげるからね
いつも壊れそうな心を持っているアキには
私が必要なんだからねアキ・・・」
アキ「うん・・俺もメアリーが必要なんだ
だから・・ずっと一緒に居てくれよなメアリー・・・」
お互いを見つめ合い二人は唇を重ねた
アキ「・・・・・・・・・・・・・・」
メアリー「・・・・・・・・・・・・・」
アキ「ところでなメアリー・・・?」
メアリー「うん?」
アキ「ここって(王宮の中庭)王宮で、どこからでも人に見えるような
作りになってるんだけどな・・・」
メアリー「・・・そうだったわね」
赤面してはにかむ二人
メアリー「ずっと・・・
ずっと一緒だからね・・アキ・・・
グレン住宅村
アスフェイア「きれいで美しくおわったわね・・・」
シェイン「うんうん。個人的には僕は」
受け取るのを忘れた福の神カードが・・・
シェイン「・・・・・・・・・・そっち?」