ルガスタ 王宮 食堂
アキ、メアリー、アズベス、アルゼリア
テーブルで食事をしてる。一人そわそわとする者
アルゼリア「なあアキ?先の戦争・・私はよけいなことしたか・・・?」
アキ「人望のある総大将メーリーを捕まえて、
その部下たちに復讐心で戦争させて
戦略も戦術もない戦争をしかけさせて楽勝で勝利して
”捕縛するはずだった”敵将、敵兵士にメーリーを引き渡せ
やつらに恩を売り第3人類の内部情報を諜報部に
聞き出したかったんだけどなアルゼリア?」
アルゼリア「・・・ご・・ごめん」
アキ「しかも・・俺のこと殴ったよねアルゼリア??」
アルゼリア「うぅ・・・」
メアリー「アキって根に持つタイプだから向こう5年は、
そのネタで、いろいろ言われるわよアルゼリア・・・」
アズベス「あれ?たまたま、そうなったんじゃなかったのかアキ?」
メアリー「・・・アズベスも兵法を学ぼうね」
アキ「ちょっとクロウリに呼ばれてるんだった行ってくるわ」
王宮 兵士詰所
クロウリ・バシェット アキ達が所属してた
フェルク騎士団の元上官であり
今では戦争の準備屋をしている
クロウリ「どうだったアキ?”ツバサ”の性能は?」
アキ「空を、まるで第3人類のように自由に飛べたよ
これが量産化されれば第3人類との戦いの差はなくなるな」
アキ「でも・・もっと気の利いた名前にできなかったのツバサって・・」
クロウリ「わかりやすいほうが良いだろ?誰が聞いても
飛ぶもための物なんだなって連想できる」
クロウリ「アキ?お前は指揮官として何を1番、気を付けてる?」
アキ「どんな人間にも、わかりやすく作戦内容を伝えること」
クロウリ「表現を少し変えよう
どんなバカにも理解できる作戦の伝え方だろ?」
アキ「・・・直だなクロウリ」
クロウリ「難しい説明しかできないで兵士に理解できないんじゃ
指揮官としては最低だ」
クロウリ「よくイザルト将軍が俺の作戦内容はバカにはわからねえよって
言うが、それは指揮官としての無能さを
自分で言ってるようなものだ。」
クロウリ「本当に優れた指揮官は、どんなバカにもわかるよう
作戦内容を伝えられる」
クロウリ「指揮官の言うことを理解できないで戦争に行ったら
そいつ生きて帰れないだろうさ
それだけに指揮官は有能でなくてはな」
クロウリに小さな四角い紋章の物を渡す
アキ「このツバサ速攻、量産化してくれよな?」
クロウリ「おいおい!アワテイルの封印が解けて開示されたツバサのデータ
封印が解けてまだ2日だぞ!試作品まで作れた私の腕を
褒めてほしいところだが??」
アキ「本当、クロウリって戦争準備させたら世界一かもな」
クロウリ「ところでアキ?昔はアキの上官だったんだから
口の利き方に気を付けろ?」
アキ「もう階級じゃ俺のほうが偉いもん!!」
クロウリ「・・・戦場で命張れるほうが偉いってか?」
アキ「そうできるのもクロウリのおかげだよ
信頼してるからな」
クロウリ「まかせろ」
王宮 中庭
アキ「・・ああ・・・クロウリの言葉が胸に痛い
アルゼリアは自分の信念を曲げないだろうから
戦場の流れで、うまく敵を捕縛するように伝えたかったが
あんなふうに迷いもなく速攻で敵を討つとわな」
わかりやすい指揮官になるのも難しいわねアキ?
アキ「メアリーか?」
メアリー「完璧なようだったけど、もっと仲間の性格や信念を
充分、学ばないといけないわね指揮官として?」
アキ「そんな境地に立てる指揮官なんてレオンくらいなものだろ?」
メアリー「その人の背中を追いかけているものの・・・
ただ歴然と指揮官のウデの差が痛いほどわかるのよね・・・」
アキ「あんなの化け物だよ・・だが、いつか超えてみせるさ・・・」
グレン住宅村
アスフェイア「邪神で姫と王子がボスで3人しんだら終了のときさ
私は開幕で”散らばろう”って言ったらさ
みんな無言だったな・・・」
シェイン「何を偉そうにってなるもんね・・・」