ルガスタ ザファイド・アーク はじまりの場所
アキ「ミユ!」
そこには悲しみにつつまれたミユの姿は無かった
ミユ「アキ?私は、もうクルーゼのことで悩まない
だってクルーゼは死んだんでしょ?
じゃあしかたないじゃない?
死んだやつのこと考えても、意味のない事じゃない?」
アキ「なにをしたフェルク!?」
フェルク「その女から悲しいと想う心と
寂しいと想う心を取り除いた
そうすれば人間は苦しまずに済む」
ミユ「私は、なんで、クルーゼのことで
うじうじ悩んでたんだろう??
こんなの楽しくないじゃん
そうだ!楽しいと思うことだけをして
生きればいいんだ♪」
アキ「ミユ?本当に、それでいいのか?」
ミユ「なんで?楽しいことをしてたらダメなの?」
アキ「悲しいと想う心も寂しいと想う心も
人間の心をつかさどる大切な心なんだ」
アキ「悲しいと想うから幸せを感じたときに
その幸せを大切にしようと思えるのだろ?」
アキ「寂しいと想う心があるから人は人を
強く大切に想えるのだろ?」
アキ「苦しいからって・・悲しみも苦しみも否定するな?
人が人として想える大切な心なんだ
だから人を想える。だから人を愛せる」
アキ「だから人として生きられる大切な心なんだ」
ミユ「悲しいと想える心と・・寂しいと想える心が・・・
私が・・私の心を創る・・大切な・・想い・・・」
アキ「ミユ!!」
ミユの心が光を放ち、その輝きが辺りを照らす
そしてミユに”人としての感情”を取り戻した
アキ「ミユ!!」
倒れそうになったミユを優しく抱きとめたアキ
アキ「フェルク!貴様!?」
フェルク「失敗か。せっかく、その女から
悲しみの心を取り除いてやったのに
人は、よけいなことをする」
アキ「その心もあって人は人の心でいられる!!
その想いがあって人は人でいられる!!」
フェルク「悲しいよ。新たな人類の試作品を創ってやったのに
それを無駄にするか」
アキ「フェルク!!」
アキの、すさまじい眼光がフェルクに向けられる
仲間を・・ミユの心の悲しみにつけこんだ
ミユの心を崩壊しようとしていたフェルクの卑劣な罠
アキはフェルクを憎しみの限り憎んだ!!
フェルク「その怒りも悲しみも無駄だと想うことを
いつか教えてやる」
フェルク「人は、うれしさと喜びと楽しいと想う心
それだけがあれば世界は人間は
幸せに生きられることを教えてやる」
フェルク「もう少しだ。新たな人類の試作品
それが完成すれば世界は楽しいだけのものになる」
そう言ってフェルクは去って行った・・・・
アキ「・・・・・・・・・・・・・・」
悲しいと想える心があるから幸せを感じたとき
その幸せを大切にしようと想えるのだろ・・・?
寂しいと想える心があるから
誰かを愛おしく思えるんだろ・・・?
アキ「そんな感情を無くして何が人だフェルク!!」
ミユ「・・・アキ」
アキ「帰ろうミユ・・悲しいことも寂しいことも
つらいかもしれない・・だが、それを想えるから人でいられる」
こうしてアキとミユはグレンハム王国に帰還した。
グレン住宅村
アスフェイア「占い師の、ひっさつ技ゲット!!」
シェイン「おぉ!で!どんな効果なの!?」
アスフェイア「・・・・・・・・・・・・・」
シェイン「なんだよ!速く教えてよアス!?」
この私に・・盛大なネタばれ記事を書けとでも?
すみませんでした・・アス・・・