レニィアーゼの冒険日誌

敵空中要塞　バハメクト・ヴォーム

　　　　　第３人類フル・ロストの１人　ヌアース
　　　　　貴様らを消してやろう

ラフィス「フル・ロストだと！？」

エイリム「おいおい・・・物語が現実になったのか・・・」

　　　　　　それはルガスタに産まれた者が
　　　　　　なぜか知っている物語

　　　　　　物語に記されたのは”フル・ロスト”
　　　　　　魔女（フェルフィスカ）を倒すために
　　　　　　結成された組織

　　　　　　その力は絶大な物だった
　　　　　　魔女を倒すためならいかなる犠牲も問わない

　　　　　　大地は切りさかれ海は干上がった

　　　　　　結局、魔女を倒すまでに至らなかったが
　　　　　　人々はフル・ロストの行為に恐怖した

　　　　　　残ったのは天空に浮かぶ要塞が２つだけの世界になった

　　　　　　物語は、こう記されていた


テールス「物語が・・現実になったっていうのかよ！！」

ラフィス「貴様らは、またすべてを破壊しようと言うのか！？」

　　　　　　そうしてやってもいい。それが貴様らの定めだ

バルサファイ「天空に浮かぶ２つの要塞
　　　　　　　ガフィーク・アザーム（味方空中要塞）と
　　　　　　　バハメクト・ヴォーム（敵空中要塞）
　　　　　　　物語に書いてあったのは、このことか」

エイリム「勝ち目があると思うのかいラフィス王・・・？」

ラフィス「・・・・・・・・・・・やるしかない」

　　　　　　このまま素直に第３人類にルガスタを渡せ

　　　　　　第２人類には、ここで、ご退場願おう

　　　　　　種族が入れ替わる時が来たのだ

ハリス「四方から声がする・・・
　　　　私たちは囲まれているのか・・・？」

ウェイバー「そんな感じはしなかったが・・・」

テールス「おい見ろよ？これから声がするぞ！！」

ハースネン「なに？」

　　　　　　　テールスの拾った機械のような物から
　　　　　　　ヌアースの声がする

テールス「なんだよ驚かせやがって。こんな機械が四方にばらまかれ
　　　　　囲まれてると錯覚するための物だったんだよ」

ネッサオラ「そうだったのか・・・」

　　　　　　　ほっと一息ついたラフィス隊

ラフィス「（まずい！）」

　　　　　　　その気のゆるみが貴様らの敗北だ！！

　　　　　　　　　走れ！　来るぞ！！

ラフィス隊「！！！！！！！！！！！！！」

ラフィス「私について来い！！」

　　　　　　今までラフィス隊が居た場所に
　　　　　　全方位からの無数の魔力弾が発射された！！

　　　　　　　　ドッゴーーーーーーーーーーンンン

ネッサオラ「ラフィス王とバルサファイの声がなかったら
　　　　　　全滅していた！！」

ウェイバー「これがフル・ロストの力か！」

　　　　　　　今度は外さない
　　　　　　　さあ？どのタイミングで撃たれたい？

バルサファイ「囲まれてる気配はしないのに
　　　　　　　全方位から魔力弾による攻撃が来るとは」

ラフィス「なにがあっても不思議ではない
　　　　　相手は物語に記されたフル・ロストだ！！」

ハースネン「くっ！次の攻撃が、いつ来るかわからないのに
　　　　　　敵の姿すら見えない！！」

テールス「まさか自分もロストできるのか！？」

　　　　　　見えない攻撃に並みの人間だったら
　　　　　　恐怖し戦意を失うだろう

ラフィス「走れ！」

バルサファイ「次が来るぞ！！」

　　　　　　　　またもや全方位からの無数の魔力弾！！

　　　　　　　　ハン！一回、見たら対応できる！！

　　　　　　　　ハリスのオーラが周囲に広がる！！

ハースネン「魔力弾が止まっただと！？」

ハリス「走れ！長くはもたない！！」

　　　　　　そのハリスの力で稼いだ時間で
　　　　　　全方位からの無数の魔力弾をに包囲される直前に
　　　　　　脱出に成功したラフィス隊！！

　　　　　　　こいつ・・やっかいな力を持ってやがる

　　　　　　そう・・彼らは並みの者ではない・・・
　　　　　　ルガスタを救う最終戦争に選ばれた精鋭！！

エイリム「ハリス！お前の力って！？」

ハリス「私の力は”吸収”と”放出”だ」

バルサファイ「それで全方位から魔力弾が迫るスピードを
　　　　　　　吸収して速度を落としたのか？」

ハリス「私には、それができる。さあ探そうぜ
　　　　スナイパーは、どこかに潜んでる！！」

グレン住宅村

アスフェイア「クイックセット一式、買っちゃった♪
　　　　　　　なんか良いよね新装備にまとって戦うのって♪」

シェイン「（・・・金持ちは良いよな）」