レニィアーゼの冒険日誌

敵空中要塞　バハメクト・ヴォーム　深い狭間

　　　　　バハメクト・ヴォームの中央部を目指したアキ隊
　　　　　だが、そこには

アズベス「くっ！またか！！」

　　　　　　数十もの魔力弾が飛んでくる
　　　　　　なんとか、かわしたものの前に進めない

　　　　　　メアリー無数の魔力弾で、その者に攻撃しても
　　　　　　その敵の周囲にある百数もの魔力弾が集まり
　　　　　　ガード魔法を創る
　　　
　　　　　　そのガード魔法が防いだあとシールドは
　　　　　　魔力弾に変形しメアリーに迫る

　　　　　　　アルゼリアの両手から１０本の赤い線
　　　　　　　その敵の魔力弾を操作するが

アルゼリア「数が多すぎる！！」

　　　　　　　敵の魔力弾が集まりアルゼリアに
　　　　　　　複数もの魔力砲が迫る

アキ「一旦、安全空域まで後退するぞ！！」

　　　　　アキ隊は、その場から離脱した

アキ「思ったより、やっかいな敵だな」

　　　　　その敵の名はブルデール　フル・ロストの１人

アキ「最短と思えるルートを選んだが見事に罠だな
　　　百を超える魔力弾を自在に操れる男か」

メアリー「アキらしくもないわね？私は、
　　　　　このルートに罠があるって言ったでしょ？」

アキ「だって・・ラフィス隊より速くバハメクト・ヴォームの
　　　中央部に１番乗りしたいじゃん！！」

メアリー「そんな、くだらない理由で
　　　　　あからさまに罠がありそうなルート選んだのか！？」

アキ「罠なら突破すればいいと考えたけど
　　　想定を、はるかに超える罠だこと・・・」

アルゼリア「アキの奇跡の力とやらで、なんとかできないか？」

ミカ「アキは本当に、その力が必要だと心から願った時でないと
　　　奇跡に力は出せないと言ってた」

アルゼリア「アキ？私の目をよく見ろ！」

　　　　　　　アキの頭をつかみ両目で見つめるアルゼリア

ミカ「なんか・・ドキドキする・・・」

メアリー「・・・ミカちゃん・・あらぬ妄想を
　　　　　膨らませるんじゃないの」

アルゼリア「アキ？今は本当に奇跡の力が必要だ
　　　　　　そうしないと、あの敵は突破できない
　　　　　　本当に心から願え！奇跡の力を使うのは今だ！！」

　　　　　　　アキは奇跡の力を使おうとするが

アキ「・・・・・・・・・・・・・・・」

アズベス「・・・やっぱり・・なにも起きないか」

アルゼリア「な～んだ。便利で都合よく使えるのかと思えば
　　　　　　まったくの役立たずじゃん」

アズベス「どうする？ツバサを使って狭間から空中に出ると
　　　　　敵の対空砲火にさらされるし」

ミカ「来た道を戻って迂回しても敵がいなくても
　　　中央部まで２時間はかかるよね」

ミカ「ならさ？手段は１つだけしかないじゃん？」

みんな「え？」


対空監視者　サテイル　ネセイダ

サテイル「見張るだけ無駄だよな、こんな対空に
　　　　　顔を出す、バカなやつなんていないさ
　　　　　バハメクト・ヴォームがどれだけの
　　　　　空中要塞だと思ってるんだ」

ネセイダ「そんなやつがいたらイカズチで狙い撃ちさ」

　　　　　　サテイル殿！ネセイダ殿！対空に５人の敵が！！

サテイル「なに！」

ネセイダ「正気か！なら狙い撃ちにしてくれるわ！！」


アキ隊　空中

アキ「対空砲火を、かわせばいいって・・・」

メアリー「・・・１発でも当たると・・命は無いんだけど」

ミカ「きっと、このメンバーなら、だいじょうぶ！（たぶん・・・）」

アルゼリア「ミカちゃん・・今、ボソっと、何を言った・・・？」

アズベス「やるしかないか・・・」


サテイル「撃ちまくれ！空中に顔を出したバカ共が！！」

ネセイダ「放火の中、その命を散らせばいい！！」

　　　　　　　対空砲火がアキ達に迫る！！

アキ「くっ！マジかよ！！」

メアリー「無数に飛んでくる！かわして進めたって・・なに！」

　　　　　　俺の想いが形になって力になるのなら
　　　　　　ルナフェクトよ・・俺に力を貸せ！！

アルゼリア「なんだ！月色の輝きが！！」

　　　　　　　　アキの周囲に月色の輝きが広がり
　　　　　　　　幻想的な世界になっていった・・・

ミカ「ルナフェクトの奇跡の力だわ！！」

アルゼリア「（・・・そりゃあ心から強く願うよな
　　　　　　　・・・死にたくないもんな）」

　　　　　　　　その月色の光が、みんなも包む

アキ「さて見せてやろうじゃないか。奇跡のウォーリアの力をね」


水の領界

アスフェイア「メラゾーマ！
　　　　　　　水の中なのに火の魔法が使える！！」

シェイン「世界観、大事にしたいのわかるけど
　　　　　もう、いいだろアス・・・」