レニィアーゼの冒険日誌

ルガスタ　敵空中要塞　バハメクト・ヴォーム

　　　　ルナフェクトの月色の光がアキ隊を包む

地上　対空監視者　サテイル　ネセイダ

サテイル「なんだ！あの幻想的な光は！！」

ネセイダ「美しくキレいでもあるが
　　　　　あれこそが我らの敵。奇跡の光を広げる者
　　　　　奇跡のウォーリアだかなんだか知らんが
　　　　　その力を使う者が無能なら、どんな武器でも無力だ！！」

サテイル「地上対空砲火部隊！空に顔をだした
　　　　　月色の第２人類を討て！！」


アキ隊　空中

アルゼリア「とんでもない数の魔力弾が地上から飛んでくる！！」

アキ「いいか？心に思ったことに従え」

アルゼリア「心に思ったこと・・・」

　　　　　　　対空砲火がさらにアキ達に飛んできた！！

　　　　　　アルゼリア、敵の空中砲火を
　　　　　　次々と、かわしながら前方に進む！！

アルゼリア「なんだこれは！思っただけで体が勝手に
　　　　　　回避行動に動いてくれる！！」

アズベス「そうか。アルゼリアは初めてか
　　　　　ルナフェクトの奇跡の力を体験するのわ？」

メアリー「さらに”最少動作”も使えば容易に
　　　　　対空砲火を、かわすことができる」

アルゼリア「奇跡って、これだけの物か？
　　　　　　これだけでは奇跡と呼ぶには・・・」

ミカ「なんでも有りみたいよ♪」

アルゼリア「・・・え？」

ミカ「いま、この力がほしいと願ったことが
　　　形になって力になってくれるの」

アルゼリア「・・・それが本当だったら
　　　　　　やってられないくらい何でも有りだな」

メアリー「もちろん制限はあるわ
　　　　　さっきみたいに都合よく使えなかったり
　　　　　ルナフェクトの力の範囲内だけだね」

メアリー「さすがに奇跡の力で
　　　　　バハメクト・ヴォームを破壊してください
　　　　　なんてところまではできないし」

ミカ「そこまで願ったらルナフェクトが制限をかけるらしいの」

アズベス「なんでも願って叶ったら人が壊れるらしい
　　　　　思考的にも精神的にもな」

アルゼリア「使いすぎたら諸刃の剣と言うわけか」

アキ「さて奇跡の力で進めるだけ進むぞ」

アキ隊「おお！」


サテイル「うそだろ・・あれだけの魔力弾を・・・
　　　　　１発も被弾せずに・・・」

ネセイダ「いとも簡単に、かわすだなんて・・・」

　　　　　　これがルナフェクトの奇跡のウォーリアの力か

サテイル「ブルデール殿！」

ブルデール「私が敵の足を止める。その瞬間を狙い撃て？」

ネセイダ「ははっ！」


空中　アキ隊

　　　　幻想的な月色の光に包まれながら進軍するアキ隊
　　　　心に思ったことに従い軽々と無数もの対空砲火を
　　　　かわしていく

アルゼリア「本当に奇跡だな・・・
　　　　　　ルナフェクトの力がないと
　　　　　　ルガスタが滅亡するのも、わかる気がしてきた」

アキ「あまり奇跡の力に頼り過ぎたくもないけどな」

アルゼリア「え？」

メアリー「地上から何者かが来る！」

アキ「あの時の罠の男か」


ブルデール「奇跡の力がなんだと言う！
　　　　　　私の１００を超える魔力弾にひれ伏すがいい！！」

　　　　　　　アキは月色の輝きをブルデールに放った！

ブルデール「なんだ・・この幻想的に美しい光は・・・」

　　　　　　　　アキ！ブルデールに迫る！！

ブルデール「こんな、まやかし！行け魔力弾たちよ！！」

　　　　　　　ブルデールが指示しても魔力弾は動かない・・・

ブルデール「なぜだ！なぜ動かない！魔力弾たちよ！！」

　　　　　　　こういうのも奇跡って言うのかな
　　　　　　　君には悪夢だろうけどね

ブルデール「くっ！」

　　　　　　　奇跡に立ち向かったこと、あの世で後悔するんだな！

　　　　　　　　　アキは刀でブルデールを倒した！！

ブルデール「ぐああああああ！」


メアリー「アキさあ・・殺すつもりもないのに・・・
　　　　　あの世とか言うの趣味悪いわよ・・・」

アキ「え～これ言うと敵の行動が恐怖で一瞬、鈍るから
　　　使えるんだぜ？」

アルゼリア「（やはりアキは可能なら敵でも討たないか・・・）」


サテイル「ブルデール殿がやられた！
　　　　　しかも月色の輝きが広がって煙幕か！！」


アキ「さて、今のうちに地上に着地するぞ」


ヴェリナード城下町

シェイン「なんでも思ったことが叶うと危険らしいよアス？」

　　　　　　　リーネを見つめるアスフェイア

アスフェイア「この人にだけは・・思ったことが叶ってほしい・・・」

シェイン「・・・冒険者すべての総意と言っても過言でないと思う」