敵空中要塞 バハメクト・ヴォーム
仮面の男ガティレイア
ガティレイア「右翼から伸びて来る軍
ラグガイアの軍神
スバーシア・フォン・ラグガイア5000の兵」
ガティレイア「左翼から進軍して来るもの
ラグガイア軍の智将
エジュール・フルベール5000の兵」
ガティレイア「そして・・・
中央に構えるはルガスタの英雄
レオン・バードレ1万の兵
ガティレイア「この3将、第2人類の希望」
ルダ「それを相手に、お前は、どんな策をとる?」
ガティレイアは剣を抜き
中央のレオン・バードレの軍を指した
ルダ「中央突破か?」
ガティレイア「敵の羽ばたいた翼が我らの軍をつつむように
包囲するのが目的」
ガティレイア「だが体が滅べば翼もただ散りゆくのみ
そうなれば我が軍、第3人類の勝利になる」
ルダ「お前なら突き抜けるのか?
相手は第2人類の希望ルガスタの英雄
レオン・バードレだ?」
ルダ「レオン・バードレの軍を突破するのが
遅ければ遅くなるほど我々は敵の両翼の翼に包囲される」
ガティレイア「だがレオンの軍を突破できれば?」
ルダ「我が軍の勝利は確実な物になる」
セドデム「そのような賭けにでるのは愚策では?」
ガティレイア「この戦場の第2人類は覚悟を決めて戦っている
我らの兵も覚悟を決めなければ
覚悟を決めた第2人類に勝利はできない」
ルダ「自ら追い込まれる覚悟をし兵にも覚悟を背負わせ
決死の覚悟での中央突破か?」
ガティレイア「これは将としての私の提案であります
それを採用されるか別な策を講じるか
それは司令官であるルダ次第だ」
ルダ「やってくるがいいガティレイア
敵の心臓を貫いてこい?」
ガティレイアは1万の軍を率い
平原の中、レオン・バードレの
本陣に向け出撃していった
セドデム「やつを信用されるのですか?」
ルダ「あれほどの力のある将もいまい
ガティレイアは、この戦場を
”覚悟を決める戦場”と一瞬の嗅覚で判断した」
ルダ「私は、それに賭けてみようと思う」
セドデム「司令官であるルダ殿が
そう感じたのであれば、そうでしょう
私は、その意思を尊重したいと思います」
ルダ「その言葉ありがたく思うぞ」
レアット隊 4名
レアット「何分、稼げた?」
ミユ「ざっと5分だね」
サムス「レアットが”ジェイス”の力を見せつけることで
敵の軍に動揺を生ませて敵の司令官が沈静させるまでの時間」
ブルギス「レオン大将軍の軍の準備
アキ隊の救出。もう作戦は成功した」
レアット「後は風を待つだけか」
リリィの風の魔法につつまれて
風に運ばれレオン・バードレの本陣に
レアット「うん?」
ミユ「なにかしら・・これ・・・」
サムス「どうした?」
レアットとミユは不思議な感覚にとらわれる
レアット「いや、あるはずがない・・だが・・・」
ミユ「レオン大将軍の軍に迫る
あの仮面の人間が敵の主力の将だわ」
レアット「戦うことになるかもしれないな」
レオン軍 本陣
レアット「レオン大将軍の策は成功しました」
レオン「よくやってくれた。休むがいい」
レアット「そのような余裕などありません
敵の将、異質な空気をまとう者
ただ者ではありません」
レアット「その仮面の者を倒しに行きます」
レオン「ジェイスに目覚めたお前なら可能かもしれんが
油断はするな?」
レアット「はっ」
ミユ「私も行くわレアット」
二人は出撃していった
レオン「戦働きも、すべて若い者に託したいものだな」
リリィ「レオン?あなたが英雄すぎたのがいけないのよ?
あなただけに頼った軍にしてしまった英雄の気苦労よね」
レオン「さて若き二人の息吹は戦場の色を良く変えられるかだな」
グレン住宅村
アスフェイア「元旦にピラは、きつかった;;
ゆっくりしたかったのに」