宇宙
アキ「・・・・・・・・・・・・・」
ガフィーク・アザームに居る
すべてのアキの仲間たちが
アキが生きて帰って来ることを願っていた
その願いを想いをアキに届け続けていた
アキ「・・・みんな」
みんなの想いが届いてくる・・・
みんなの声が届いてくる・・・
アキ「ありがとうな・・みんな・・・」
今にも消えてしまいそうなアキにある
かすかな光が大きくなった
その”奇跡なる光”が宇宙に大きく広がった
ルガスタ 空中要塞 ガフィーク・アザーム 高度1万m 夜
メアリー「アキが・・アキから光が大きくなった!!」
宇宙から、ゆっくりと
ガフィーク・アザームに向かい
アキは降りて来た
メアリー「・・・アキ・・アキ!!」
力なく倒れそうなアキをメアリーが抱き寄せて支えた
メアリー「アキ・・・」
アキ「・・・・・・・・・・」
ただいま・・メアリー・・みんな・・・
メアリー「生きてる!アキが生きてるわ!!」
「うわあああああああああ!!」
みんなから歓声があがった
アキが生きててくれた奇跡。みんなの想いが届いた。
そのことに歓喜し仲間たちは声をあげ
涙を流し抱き合った
メアリー「お帰りなさいアキ・・・」
メアリーは優しくアキを抱きしめた・・・
それから半月の時が流れた
世界国家群アリーゼの代表ラフィスは
世界に向けて演説をした
ラフィス「我々、人類は5億年前からエンド・ワールドに
怯えて生きてきました」
ラフィス「圧倒的な力のエンド・ワールドに対し
我々は生き残る手段がない
エンド・ワールドの時代に選ばれ私たちは
死にゆく運命にあると嘆いてきました」
ラフィス「私は以前から世界の人々に問いてきました
戦おう。世界の災厄は、この世界に生きる
すべての人間たちの戦いだと」
ラフィス「世界は協力しエンド・ワールドに
勝利することができました
人類はエンド・ワールドに怯えず
日々を生きる世界を手に入れたのです!!」
うおおおおおおおおおおお!!
この放送を見ていた人間たちが
喜び声をあげ抱き合い涙を流した
ラフィス「過去に怯えた物語を捨て
これから私たちが新しい物語を作っていくのです」
うおおおおおおおおおおお!!
レオン「世界が喜んでいるな」
リリィ「死にゆく運命だったのが
生きられる希望を手に入れたんだもん
これからは何も怯えずに生きることができる」
リリィ「何億年もかけて、やっと人類は
そんな、当たり前なことができるようになったんですもの」
アズベス「争いは無くなった。うれしくもあるが
軍人だった俺は、どう生きていこう??」
アルゼリア「自分の好きなように生きていけばいい
それが許される世界になったんだから」
クルーゼ「俺はグレンハム王国でストーリー兵として
ルダを守りながら日々を生きていくよ」
アズベス「クルーゼ?ラグガイア王国に帰らなくていいのか?
ラグガイア王国、第一王位継承者なんだろ?」
クルーゼ「王族とか性に合ってないんだよ」
クルーゼ「好きなように生きて好きな事をして
自分の生涯を幸せに過ごすさ」
クルーゼ「そのくらい許されていいだろ?
俺たちはエンド・ワールドに
最前線で戦ってきたんだからな」
アルゼリア「アキもラフィス王も
一生、遊んで暮らすって言ってたな?」
アズベス「え?じゃあ世界国家群アリーゼの代表はどうなるんだ?」
アルゼリア「スバーシア・フォン・ラグガイア王が
後を継ぐと」
クルーゼ「親父とんでもない貧乏くじを引いたな
俺は嫌だぜ。自由を失い縛られる人生を生きるなんて」
ルダ「その父親に、この息子ありか
立派だなガティレイアの父親は
自由を引き換えに新時代の人類を
幸せに導く役目を背負ったのだからな」
クルーゼ「・・・ルダ?なんか心の痛い言葉になってるが?」
ルダ「気のせいだガティレイア」
アズべス「ところでアキ達が居ないんだけど??」
アルゼリア「行ったらしいよ約束の場所に」
グレン住宅村
アスフェイア「アストルティアは今日も平和だよね・・・」