レニィアーゼの冒険日誌

クリスフェル村　浜辺　昼

　　　　海の音が聞こえる。心地よい風に
　　　　青空が広がっていて太陽が照り付ける

アキ「・・・・・・・・・・・・・」

　　　　　すべてが終わったんだよな・・・

　　　　　もう戦わなくてもいい。世界の人の希望の想いも
　　　　　世界を救わなきゃならない宿命も

アキ「これで終わりか～」

　　　　　なのに・・ほしいのは手に入らなかったな・・・

アキ「これで・・いいのか・・・？」

　　　　　　悩んでしまったアキ・・・

アキ「戻りたいな１１年前に
　　　結局、居なくなられて・・・すべてが終わって
　　　ここに来れば、なぜか知らないけど
　　　ミカに会えると思っていたのにな・・・」

　　　　　　　　　アキ？

アキ「え！」

　　　　　　ミカ・セイライトが、そこに居た

　　　　　　ミカは歩いてきてアキの側にしゃがみこみ

　　　　　　砂浜の砂を手でさするようにして言った

ミカ「なつかしいわねクリスフェル村
　　　アキと出会って、いろんなことして遊んで
　　　アキと別れて・・・そして何度も想っていた」

　　　　　　あの頃に戻りたいと

アキ「ミカもか・・・」

ミカ「何も背負う物もなく、無邪気なままの子供で
　　　アキと、その日を遊んで、その日を終えて
　　　また次の朝にアキと遊んで」

ミカ「その日々が・・とても、うれしかったの・・・」

アキ「そうか・・・」

ミカ「なのにアキって勝手だよね
　　　急にフェルク騎士団に入らなきゃいけないって言って
　　　私の前からいなくなって・・・」

　　　　　　アキのいない世界で私は何をしたら
　　　　　　笑えるようになるんだろうって考えて

ミカ「結局・・何も思いつかなくてルイジェネイスに帰っちゃった」

ミカ「１０年後に会う約束も怖くなって・・・
　　　あんな優しくて争い事が嫌いなアキが
　　　両親の暮らしを救うために軍隊に入って」

ミカ「それでアキが性格が変わって知らない人になってたら
　　　どうしようって怖くて会いに行けなかった・・・」

アキ「１１年の時が流れて俺は変わったかミカ？」

ミカ「・・・・・・・・・・・・」

　　　　　　　　　おかしいわね

ミカ「変わって生きていくのが人なのに
　　　バカみたいに何も変わらないアキのままだね」

アキ「ミカ・・・」

　　　　　アキは後ろからミカを抱きしめた

ミカ「・・・アキ？」

アキ「もう、どこにも行かないでくれ
　　　俺のそばに居てくれ。ミカと、ずっと一緒に居たいんだ・・・」

　　　　　クスって笑いアキに振り向いてミカは言う

　　　　　　　　バ～～～～～～カ

アキ「・・・え？」

ミカ「どっちが先にいなくなったと思ってるのよ？」

アキ「・・・俺でした」

ミカ「フフ♪」

　　　　　　二人は声をあげて笑った

ミカ「それにさ。私は子供のころ言ったじゃない？
　　　私たち、ずっと一緒に居るんでしょ？って」

ミカ「もう、ここから最後の時までずっと」

　　　　　　　一緒に居ようよアキ？

アキ「・・・あ」

　　　　　ミカはアキに抱きついて言った

ミカ「愛してるから、もう、どこにも行かないでねアキ？」

アキ「あぁ」

　　　　　アキもミカもお互いを強く抱きしめた

　　　　　そこに愛してる人が居るんだよって

　　　　　お互いで確認するように・・・


　　「ｉｆ　人と世界と不思議な女神
　　　　　　　　　　　～未来へ紡がれる物語～」

　　　　　　　　　　完

　これはｉｆの物語として私の物語が最後どうなるのかなと思い
　作りました。

　本当の

　　　「人と世界と不思議な女神
　　　　　　　　　　　～未来へ紡がれる物語～」

　　　これは、まだ書いている途中です。

　　　今まで、こんな駄作を読んでいただけた皆さん
　　　いいねをしてくれた、みなさん
　
　　　読んでくれてありがとうございました。

グレン住宅村

アスフェイア「さ～って早くドラクエ１０も
　　　　　　　新シナリオの最後をプレイして見届けたいな～」