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思い出の星巡り

レニィアーゼ

[レニィアーゼ]

キャラID
: ME080-280
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 133

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レニィアーゼの冒険日誌

2017-02-15 22:40:11.0 テーマ:その他

無能の人間から学べ

グレンハム王国 王宮

     どういうことだ!なぜ私に王位を返還しない!?

ラフィス「あぁ。これは父上?なんの話をしてるのでしょうか?」

ガジアーノ「お前は私にグレンハム王国の王位を返還すると
      約束したではないか!?」

ラフィス「スバーシア王から、まだ私にやるべきことが
     残ってると言われまして
     その、やるべきことを終わらせたいと思います」

ガジアーノ「それが、おわったら私に!!」

ラフィス「・・・・・・・・・・・・・・」

      あなたには王位を任せられないのですよ父上?

ガジアーノ「なに!?」

ラフィス「エンド・ワールド時代。私に王位のすべてを押し付けて
     勝手に退位されたのは父上ではないでしょうか?」

ガジアーノ「私は私のやるべきことがあってだな!?」

ラフィス「エンド・ワールドを倒し平和をになったから
     権力がほしいと言われるのですか?」

ガジアーノ「くっ!」

ラフィス「それと言っておきます
     世界国家群アリーゼの代表をスバーシア王に任せました」

ガジアーノ「貴様!なんのつもりで、そのようなことを!?」

ラフィス「アリーゼの代表にもなりたかったのですか?」

      自らの手を汚さず覚悟のない人間が
      世界の代表になるなど、たわむれも過ぎましょう?

ガジアーノ「貴様!私は許さんからな!!」

        その場から立ち去ったガジアーノ

ラフィス「・・・・・・・・・・・・・」

ラフィス「困ったものだ。あれが父親とわな・・・
     まぁ、反面教師には、ちょうどいい」

ラフィス「で?聞いてたのか??」

クルーゼ「お互い苦労するね父親には?」

ラフィス「・・・お前とは逆の意味だけどな」

クルーゼ「場所を変えて話そうか」


グレンハム王国 王宮庭園

クルーゼ「コーヒーでよかったか?」

ラフィス「あぁ。すまない。」

クルーゼ「俺にとって父親とは偉大すぎるんだよ
     親父が治めるラグガイア王国は
     国民が、笑顔で過ごしている」

クルーゼ「俺には親父みたいに国民の笑顔を守って
     幸せな未来へと導けるか自信がない」

ラフィス「お前の父親が、うらやましい」

クルーゼ「それはラフィス王が優秀な人物だからだろ?
     俺にとっては少しくらい欠点があったほうが
     言いたくないけど気は楽だぜ?完璧人間だもんな俺の親父は」

ラフィス「・・・私も少しは欠点のある子供であったほうが
     父とは、うまくつきあえたのだろうか」

クルーゼ「変な悩みしてるなラフィス王?」

ラフィス「そっちはバカ息子と完璧な父でも
     親子は、うまくやってるのにな?」

クルーゼ「うん・・ラフィス王、直でバカ息子って俺のことか?」

ラフィス「ほかに誰がいる?」

クルーゼ「ラフィス王も少しは歩み寄ったらどうだ?」

ラフィス「父にか?エンド・ワールドの時代の責任を
     すべて私に押し付けて逃げた男だぞ?」

クルーゼ「弱い人間だっているさ。それを、いつまでも
     許さないって言ってると、何もうまくいかない」

クルーゼ「自分の親のことで悩めるのなら
     まだ、どうにかしたいと思ってるんだろ?」

クルーゼ「それに悪いことばかりではなかったんだろ?
     バカ親だから学べたこともあるって」

ラフィス「そうか?」

クルーゼ「ラグガイア王国の王室の習いに
     こんな言葉があるんだ」

       無能の人間から学べと

ラフィス「なんだ?それは??」

クルーゼ「その人間の生んだ失敗をフォローしてるうちに
     優秀な人間に、いつしかなれたんだとさ」

ラフィス「そうか・・スバーシア王が素晴らしい人間なのは
     クルーゼが居たからか」

クルーゼ「・・・皮肉だよね?ラフィス王・・それって皮肉だよね?」

クルーゼ「仲良くしろよ?一人しかいない父親だろ?」

ラフィス「・・・そうだな」
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