ザファイドアーク(地名)
メアリー「なんで同胞が私たちを攻撃してくるのよ!?」
マーソン
サージェン「・・・・・・・・・・・」
お前たちなど同胞ではない
メアリー「なんですって!」
マーソン「さぞ良い気分だろうね、お前たちは?
なにせ世界を救ったストーリーという組織
世界的にも誇れ栄光と祝福を世界から贈られた」
サージェン「俺たちはすべてを闇の中に葬られ
世界から忌むべき存在として
世界から虐げられた悲しきフェルク騎士団だ」
ちっちぇえな。お前ら?
マーソン
サージェン「なに!?」
クルーゼ「だったら、てめえらもすべてを投げうって
純粋なる戦士としてストーリーとして
生きればよかっただろ?」
クルーゼ「己でどうするかもわからないで
てめえの手を汚すことを恐れ
自分で生きる道を選べなかったやつの
言うことなんて負け犬の遠吠えに聞こえる」
マーソン「負け犬だと!」
アズベス「ストーリーだって最初はお前たちと同じだ
ただフェルク騎士団を改名しただけの
忌むべき存在として扱われてた」
アズベス「それでも自分で自分を信じて
自分で道をみつけ世界を守るために
己のすべてを投げうって
戦い勝利して今の栄光がある」
アズベス「なにもできないで自分で道をみつけられないで
フェルク騎士団が落ちぶれたから去っていき
今ではストーリーに居ればよかったと
後悔してんじゃねえの?」
マーソン「貴様!?」
サージェン「待てマーソン。アズベス?その通りだよ
俺達には何をするべきかわからなかった
ただ導きを求めていた」
サージェン「自分で貫く信念すらみつけられなかった」
だが俺たちは導きをみつけてしまった
サージェン「その導く者が有能ならそれに従い
生きていく。彼なら世界を
もっと、より良き未来へ変えられる」
クルーゼ「そういうの革命って言うんだぜサージェン?
希望に向かい走り出した物語に悲しみを上書きするつもりか?」
マーソンとサージェンは刀を構えた!!
サージェン「それも悪くないな」
マーソン「ルガート様の描く未来であれば
この命を投げうってもかまわない!!」
クルーゼ「ルガートだと!?」
ルガート・アルス・フェイアート
フェルク騎士団のトップ フェルクマスター
フェルク騎士団を指揮していた総司令官
クルーゼ「ルガートに甘い幻想でも見せられてるのか!?」
マーソン「幻想ではない!この方こそ世界に光を与える者
それがルガート様だ!!」
クルーゼ「冗談ではない!悲しみはとっくに終わってるだろうが!?」
マーソン「俺達には、まだ悲しみのままなんだよ!!」
結局・・悲しみを求める人間が居るんだわ・・・
メアリー「本当に革命を起こそうとでもしてるの?
あなたたち!?」
サージェン「世界をより良き未来へと導くためだ」
私には、ただの戯言に聞こえる
ルダ「結局、自分たちが主役の輝かしい未来がほしいだけだろ?」
マーソン「ルガート様の理想を否定するか!?」
ルダ「ああ。否定させてもらう
希望に向かい走り出したストーリー
その行方の結果すら待たないで
革命だなんて、おかしなことを言っている」
サージェン「互いに思想が違う者。そして敵となる
なら、ここで貴様らを討たねばならなくなる」
クルーゼ「できると思っているのか?
5年前のフェルク騎士団の武術大会で
上位30名にも選ばれなかった、お前らに?」
絶対戦士魔法があればできるだろ?
クルーゼ「お前ら!それを使うつもりか!
どんな物か知ってて言っているのか!?」
マーソン「知ってるさ。だが、そこまでしないと
お前たちを倒せない」
サージェン「すべては英雄ルガート様のために!」
アズベス「正気か!それを使ったら
お前たちの命も危ういんだぞ!?」
メアリー「!!!!!!!!!!!!」
赤い円形のオーラにつつまれた
マーソンとサージェン
メアリー「やめなさい!そんな悲しみなんて
もう捨てられる時代になったのよ!?」
マーソン
サージェン「・・・・・・・・・・・・・・・・」
これが俺たちの選んだ道だ・・・