レニィアーゼの冒険日誌

テルモア国

サージェン「フェルク騎士団が主役になる世界で
　　　　　　ルガート様に君臨する。まさに理想なる世界！」

クルーゼ「今ある平和を否定してまで、そんな世界がほしいのか！？」

サージェン「どこが悪い！歴史を紐解いても
　　　　　　数多の王が、それを望み
　　　　　　乱世を起こし、それに勝ち取り世を支配した」

サージェン「人なんて、そんな者だよ！
　　　　　　自分のわがままを形にした世界で
　　　　　　為政者となって
　　　　　　世界を自分たちの色に染めていった！」

クルーゼ「そんな世界の、どこに大義がある！？」

サージェン「大儀なんて強引に作ればいいのさクルーゼ！？」


「本当ずいぶん強引な手段をとったものだなルガート？」

「世界を混乱に陥れ混沌にまで悪化させ
　それを救うことで英雄になる
　それで暴君にでもなろうっていうのかい？」

「私はフェルク騎士団に
　もう一度、栄光を見せてあげたいだけだよ」

「栄光から絶望に落とされ忌み嫌われた９万の
　フェルク騎士団の同胞。
　１０００年までの間、世界を守ってきたのは彼らだ」

「私が王になることで彼らを理想なる世界へ連れて行き
　彼らが主役の世界を与えてやりたい」

「ルガート？お前は何も望んでないのか？」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「フェルク騎士団の思うがままの世界か・・・
　その果てにある物がルガートの幸せなのか？」

「彼らが幸せになれば・・それでいい・・・」


アズベスｖｓマーソン

　　　　二人が互いに斬撃をくりだすも
　　　　刀と刀が、ぶつかる音すらしない

　　　　彼らは互いの斬撃を防ぐことはせず
　　　　まるで、その斬撃が来るのがわかっていたかのように
　　　　互いの斬撃を、かわしていた


アズベス「マーソン！なぜ俺と同じことができる！？
　　　　　それができるのは！？」

　　　　　　　バードレのウォーリアを宿していないと
　　　　　　　無理だと言いたいのかな？

アズベス「お前！まさか！？」

マーソン「なぜ奇跡のウォーリア、アキ・ルナフェクトは
　　　　　姿を消したと思う？」

アズベス「そんなの遊びほうけてるだけだろ！」

マーソン「ちがうよ”兄さん”」

　　　　　　　バードレのウォーリアが未完成だったから
　　　　　　　アキはルナ・マイストーリーの力を
　　　　　　　使えなくなったんだよ

アズベス「だとしても！なぜ、それが・・兄さんだと！？」

マーソン「僕の顔、忘れっちゃったのかな兄さん？
　　　　　変装してるからわからなくて当然か」

　　　　　　　マーソンは顔のマスクなような物をとった

アズベス「ラセック・・お前はラセックだったのか！？」

マーソン「今はマーソンだよ。マーソン・バードレ
　　　　　仲間のためにルガート様のために
　　　　　僕は過去を捨てた」

マーソン「父であるレオン・バードレは
　　　　　僕に”アワテイル”の鍵を与えなかった
　　　　　与えられたのはアズベス・バードレ貴様だ！？」

アズベス「ふざけるな！こんなバードレのウォーリアなど
　　　　　呪いでしかない！！」

アズベス「戦う運命に引き込まれ世界の重さを背負わされ
　　　　　自分の失敗は世界の滅亡を意味する
　　　　　”アワテイル”に選ばれた知識の鍵」

マーソン「あっはは！ステキだね～
　　　　　その力があれば僕は英雄になれる！！」

アズベス「そんな物が本当にほしいのか！」

マーソン「力があればいいんだよ兄さん？
　　　　　力があれば世界を支配できる
　　　　　ルガート様と共に戦っていける！！」

アズベス「ルガートに何を吹き込まれた！？」

マーソン「彼は英雄だよ！そうルガート様こそ
　　　　　僕たちが望んだ王様だよ！！」

　　　　　　アズベスとマーソン
　　　　　　互いのバードレのウォーリアの力が
　　　　　　二人の戦場を広げていく！！


クルーゼ「メアリー！”音”の情報をくれ！？」

サージェン「そんなバックアップが無いと戦えないかクルーゼ！？」

　　　　　　　　ぶつかりあう刀と刀


メアリー「そうだわ！私は完璧に失敗した！
　　　　　なら、その先のこと！失敗を埋め合わせる
　　　　　フォローをしなければ！！」

メアリー「いま音の情報を！！」

　　　　　　やめておくがいいメアリー・フェルフィスカ？

　　　　　　ルガートに接近されたメアリー！！

メアリー「ルガート！」

ルガート「君は確かに失敗した。だから、もう苦しまなくてもいい
　　　　　痛みも悲しみも寂しさも苦しみもない世界へ
　　　　　連れて行ってやろう」

　　　　　　　ルガートの斬撃がメアリーに迫った！！