ネーゼバルド砦
ウェーデン「空が明るくなってきたな」
バルーセ「なんだ あれは!大きな鳥だと!?」
ベルバルド「クアーバだ。奇跡のウォーリアの帰還だ
受け入れる準備をしろ」
クアーバは砦内に降り立つ
ロダリア「はぁ!はぁ!はぁ!!」
ベルバルド「ロダリア殿・・負傷しているのか?」
アキ「負傷はしてないが恐ろしく疲労する力を使った
ベルバルド?休める場所に連れてってくれ!?}
ベルバルド「わかった」
アキ「それからクルーゼ?」
クルーゼ「なんだ?」
アキはこぶしを強く握りしめクルーゼを殴った!
クルーゼ「くっ!・・・」
アキ「わかっているな?」
ルダ「なにをするアキ!?」
アキ「ルダもわかっているだろ?
エンド・ワールド時代
第3人類の主力を率いてたルダには?」
ルダ「だが!」
クルーゼ「もういいルダ」
クルーゼ「すまなかったアキ
二度と、あんなことはしない」
アキ「・・・あぁ」
ルダ「アキ!私たちは仲間なのか!?
それとも仲間を装った軍隊なのか!?」
アキ「・・・・・・・・・・・・」
ルダ「これ以上を私を失望させないでくれ」
クルーゼとルダは砦の奥に去っていく・・・
アキ「・・・・・・・・・・・」
ネーゼバルド砦内
アキ「・・・・・・・・・・・・」
だいじょうぶアキ?
アキ「メアリーか・・・?」
アキ「なんで・・・仲間を殴るのが・・・
こんなにも痛くて苦しいんだろうな・・・」
アキ「俺はクルーゼが迷いの中
戦っていることに気づけなかった
恋人であるルダを守る。それだけで
クルーゼが戦う理由に十分だと思い込んでいた」
アキ「ロダリアにも・・あんなムチャをさせて・・・」
メアリー「クルーゼ言ってたわよ。もし。あそこで
何も言われないでスルーされてたら
俺の心が救われなかったって」
メアリー「ロダリアのことも
無数のビジョンの最良な選択
その結果だったんでしょ?」
アキ「・・・・・・・・あぁ」
メアリー「迷わないほうがおかしい 傷つかないほうがおかしい
アキは正しいと思う道をみんなに示して来た」
メアリー「大事がなく、もう過ぎたこと
だから、もう考えるのはやめましょう?」
アキ「メアリー・・教えてくれ・・・
なんで俺が傷ついているとき
俺が苦しんでいるときがわかるんだ・・・?」
メアリー「・・・・・・・・・・・」
何年のつきあいだと思っているのよ?
アキ「・・・・・・・・・・・・」
メアリー「弱いあなたを知っている。傷ついたあなたを知っている
それを、なんでだろうね。わかっちゃうの。だから」
メアリーはアキを優しく抱きしめた
アキ「・・・メアリー」
メアリー「放っておけないじゃない・・そんなアキを・・・・」
気づかなかった。アキが傷ついていることを・・・
なんでメアリーに気づけたのに私は・・・
ルゲンテモーゼの飲み会の時
メアリーはアキは弱いと言っていた・・・
それを信じることができなかったけど
メアリーは・・私よりアキの気持ちを知っている・・・
かなわないな・・そうよね・・私は・・・
10年以上・・アキと一緒に・・居られなかったんだもんね・・
夕刻 ベルバルドはアキに問いかけてきた
ベルバルド「アキ殿?私にはわからない
あなたはフェルク騎士団を同胞と呼んでいる」
なのに なぜ第3人類のために
戦ってくれるのですか?
アキ「・・・・・・・・・・・・・」