バースミアク地方 草原 夜明け
レズール「アキ隊は我らフェルク騎士団の
軍服を着ていますな」
サーシェ「いったい なにを」
ゼルク「兵力差もあります。同じ軍服
我らに降伏の表れでは?」
マーソン「そうとは思えない
だとしたら昨夜の夜襲は なんだ」
かつて俺たちは1つの組織だった
マーソン「アキ・ルナフェクトか!
いったい なんのマネだ!?」
アキ「俺たちは共に地獄のような訓練を受け
同じ釜の飯を食べてきた同胞だった」
マーソン「いまもなお僕たちを同胞と言うか!?」
アキ「あぁ 同胞だ。お前たちを救いたくて動いている」
レズール「救うだと?なにを正気か?」
マーソン「だったら我らと共に来い!
ルガート様の実現する理想なる世界の手助けをしろ!?」
アキ「お前たちは本当に第3人類を滅ぼすつもりか?
お前たちが騒ぎを沈めれば世界は平和になる
それが1番 血を見ない平和的解決になる」
マーソン「そのような迷いごとを!?」
アキ「どうしても世界の主役になりたいのか?」
マーソン「それがフェルク騎士団だったのだ!
ラフィスが余計なことを世界に広めたため
名誉と栄光のフェルク騎士団は
忌まわしい騎士団に陥入れられた!」
アキ「すべてが真実ではないか?
フェルク騎士団1000年の歴史の中で
100万人の訓練生を訓練で失ったこと
教官がどのような仕打ちで訓練生を
扱っていたか。すべてが事実」
アキ「ラフィスは それを包み隠さず世界に告白しただけだ」
マーソン「それが名誉と栄光で作りあげたフェルク騎士団を
闇へと落とした!世界から否定されたあ!」
そう俺たちは否定されることをしていたんだ
マーソン「くっ!」
アキ「エンド・ワールドから世界を守るために
どんな訓練も受けさせる
それが人が死んでしまう可能性が大きい内容でも」
アキ「使えない訓練生は実験台に使い
フェルク騎士団の礎のために命を弄んだ
そう全部 否定されることを
フェルク騎士団はしていたんだ」
アキ「それを世界に知らしめたラフィスの元から
9割のフェルク騎士団つまり お前たちは去った」
アキ「だが俺たちは後にストーリーと呼ばれる組織は
去らなかった。なぜだかわかるかマーソン?」
マーソン「・・・・・」
アキ「俺たちは自分たちの自慰で生きていない
純粋に世界を救うために生きている
そのために命を捧げ世界を救いたいと思った
それが俺たちストーリーだ」
アキ「自慰さえ捨てれば世界は平和になる
フェルク騎士団も第3人類も
共に生きていける世界を
模索していくことができる」
アキ「世界を多くの人間を血に染めずに済む
そのためにマーソン!?」
俺たちと共に来い!!
マーソン「ふざけるな!僕たちフェルク騎士団は
己のわがままで生きていると言うのかあ!?」
アキ「・・・・・」
ちがうかマーソン?
マーソン「僕たちは また あの頃の栄光がほしいだけだ!
そのために生きている!今更あとに引けるかあ!?」
アキ「どうしても第3人類10億の人間を殺戮するのか!?」
マーソン「あの頃のフェルク騎士団を取り戻すためにだ!
ラフィスには贖罪してもらう!
もう一度フェルク騎士団に名誉と栄光を取り戻す!!」
アキたちはフェルク騎士団の軍服を脱ぎ捨て
そこから見えた軍服は!!
マーソン「ストーリーの軍服だと!?」
残念だよマーソン俺たちは
血で血を洗う選択しかできないんだな
アキ「10億の人間を殺戮する意味がわかっているのか!?」
マーソン「うるさい!貴様たちにはフェルク騎士団の
礎になってもらう!」
アキ「わかった・・・」
もう・・戦うしかない・・・
マーソン「ようやく その答えにたどりついたか!
そうだ!僕たちに受け入れられるものなどない!」
マーソン「進めゼルク隊にレズール隊!
やつらの兵は2000もいない!
しかも今はアキ隊の8名のみだ!」
マーソン「とっとと忌々しいアキ・ルナフェクトを討ち取って来い!」
ゼルク
レズール「ははっ!」
怒涛の如くアキ隊に襲い掛かる
ゼルク レズール率いる8000の兵!!
アキ「1番・・・
望まない戦争になってしまった・・・