バースミアク地方 夜
テイル「(いったいなんなんだ この女は さっきまで魔法使いの動きが
急に戦士のような力と動き・・・)」
ミカ「急に慎重になったわねテイルさん?」
ミカ「わからないなら・・・
教えてあげようか?
テイル「なに!」
ミカは刀を構えテイルに向かい少しずつ迫る
テイル「(不思議な女神・・・? 器の力を持つ者・・・?
魔法使いが とっさの戦士としての変換の能力・・・?」
テイル「(・・・この女・・わからなすぎる!!)」
さらにテイルに向かい歩を進める
ミカ「本当の力を出す前に死にたくないでしょ?」
テイル「(こいつ!どこまで知ってやがる!!)」
テイル「まあいい。マーソンの陽動が成功したか
確かめるのが目的。そして それを見た
いたずらに力を消耗するのは好ましくない」
テイル「覚えていろよ?本当の地獄は ここからだ!」
テイルはその場から去っていった・・・
レアット「おい!せっかく追い詰めたのに追わなくていいのかよ!?」
アキ「全部 計算上のミカのハッタリだからな」
レアット「え?」
ミカ「人は得体のしれないもの わからない者に恐怖を抱く
”本当の力を出す前に死にたくはないでしょ?”は
ふっかけたけどね」
アキ「心理的にかなりの圧力だなミカ?」
ミカ「かけ引きも上手でないとね」
アキ「レアット?今はテイルを追うよりもルゲンテモーゼに
駆け付けることと ミユ サムス ブルギスを手当てしないとな」
メアリー「アキ!ベルバルドさんが!?」
ネーゼバルド砦
ウェーデン「情報を集めてからでも遅くないと思いますが?
フェルク騎士団の罠かもしれません」
ベルバルド「しかし あの世界モニターがウ映し出したルゲンテモーゼ
そこが襲われたのならば第3人類の長として
駆け付けなければならない
そこには子供も老人もいるのだぞ」
バルーセ「しかし・・・」
行くしかないよ!ベルバルドさん!!
ベルバルド「奇跡のウォーリア殿?」
アキ「フェルク騎士団の諜報員らしき者と接触した
こちらの様子を探りに来た可能性もある
すぐにルゲンテモーゼに急行するべきだ!」
ウェーデン「しかし今から兵を集めても我らは1500がやっとだ」
アキ「それでいい。俺たちストーリーも加わる
1000くらいなら即座に動ける備えはしてある」
アキ「ミカ メアリー アズベス クルーゼ ルダ!
すぐにルゲンテモーゼに向かうぞ!!」
クルーゼ「また あの100キロの距離をかよ」
クアーバを使ってくれ
アキ「レオン?」
レオン「クアーバを使えばルゲンテモーゼまで2時間もかかるまい
10羽のクアーバならすぐに動かせる準備はしてある」
アキ「まるで俺たちが駆け付けることを知ってたような備えだな?
さすがはルガスタの英雄?」
レオン「茶化すな?クロウリが そうなるだろうと
用意した。感謝ならクロウリにしろ?」
レオン「私も大軍を整え すぐに駆け付ける
アキたちは先遣隊になってルゲンテモーゼに駆け付けろ!?」
アキ「ああ!」