ディセル草原
世界は僕たちの物だ
マーソン率いる15000のフェルク騎士団騎馬軍
アキ「・・・万策尽きたな「」
サージェンたち
サージェン「あれはマーソンたちか!?」
クルーゼ「・・・・・」
ダイタム「なんて最高なタイミングで来てくれたマーソン将軍!」
ロバト「サージェン軍は動けんが この兵力差なら
アキ隊を討ってくれる」
アキ隊
アキ「見事な策だよラセック(マーソンのこと)」
マーソン「そのふてぶてしさは学びたいな
作戦行動に入る」
マーソン軍はアキ隊を呑みこみ
サージェンの軍を目指した
サージェンたち
クルーゼ「・・・アキ隊が」
サージェン「さすがだマーソン!」
マーソン軍 速度を落とし
マーソンはサージェンの前で馬をおりた
サージェン「よく駆け付けてくれたマーソン!」
マーソン「なぜサージェンが総帥をしているか
ルガート様は どうしたとか聞きたいことは山ほどあるが
今はどうでもいい サージェン僕たちの今後だ」
サージェン「いま俺の軍も立て直す 共にルゲンテモーゼを滅ぼせば!」
マーソン「その夢はおわったよ・・・」
サージェン「なに!」
降伏しようサージェン?
サージェン「なにを・・なにを言ってるんだマーソン!?」
マーソン「ルゲンテモーゼを滅ぼしても第2人類は
フェルク騎士団を支持しない
仮にルゲンテモーゼを滅ぼしたら
やはりフェルク騎士団は そういう生き物かと
世界から見捨てられる」
サージェン「どういうことだ・・・?」
第3人類を滅ぼすことが
第2人類の総意だと思っているのか?
サージェン「貴様は・・・
ラフィス「・・・・・・」
サージェン「なぜ貴様が ここにいる!?
ラフィス・ザン・ゼネス!?」
サージェン「貴様が!貴様がいなければフェルク騎士団は
分裂しないですんだ!?」
その時サージェン軍の四方から
世界モニターが映し出される
サージェン「なんだ・・この町の悲しい惨状は・・・」
ラフィス「これは仮にフェルク騎士団がルゲンテモーゼを滅ぼせば
どうなるのかを映像で映している」
フェルク騎士団に虐殺され
どこも第3人類の屍を地に吸われる血
建物は破壊され町中が炎上している
サージェン「ちがう・・こんな・・こんなことするわけじゃ!」
ラフィス「この映像を直視しろサージェン!?
これは お前がしようとしたこと
5億の第3人類を虐殺するとは こういうことだ」
サージェン「ちがう!俺は!」
直視もできないのに
よく滅ぼすと言ったものだな
サージェン「・・・クルーゼ」
クルーゼ「この映像のようなことをしようとするフェルク騎士団を
第2人類は受け入れると思うか?」
サージェン「・・・くっ」
マーソン「もう やめようサージェン?ルゲンテモーゼを滅ぼして
第2人類から支持を受け栄光のフェルク騎士団に
戻れる計画は終わった
ラフィスは この映像を世界各地に見せた」
サージェン「ラフィス!またしても お前かラフィス!!
あの時も貴様がフェルク騎士団を解散させなければ!
なぜ解散させたあ!?」
ラフィス「フェルク騎士団1000年の歴史で過酷な訓練を受け
死んでいった人間は100万を超える
フェルク騎士団が存続する限り多くの若者の命が奪われていく」
ラフィス「フェルク騎士団はエンド・ワールドから
世界を救うために作られたが
フェルク騎士団の 存在そのものが災厄になっていた」
ラフィス「その歪んだ体制を無くしたくてフェルク騎士団は解散させた
栄光と夢を見てきたフェルク騎士団には
すまなく思っている」
サージェン「・・・そんなこと言われても
俺は・・どうすればいい・・・
ラフィス「・・・サージェン」
サージェン「あの頃の栄光と夢を見てきた俺たちは
どうすればいい!?」
クルーゼ「言っただろ?サージェン?」
クルーゼ「それでも生きるんだよ
悲しくて理不尽でやってられない世界でも
みんな幸せがほしいから戦っているんだ」
幸せのために戦え 別の方法でな